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自治体の税金電算システム、「黒い手」に無防備

自治体の税金電算システム、「黒い手」に無防備

Posted April. 14, 2007 07:56,   

取得税や登録税など不動産関連税金徴収業務を担当する鐘路区(チョンノグ)役所の税務担当公務員が電算システムを操作し数億ウォンの税金を削減する代価として賄賂を受け取ってきたことが、警察に摘発された。

現在、ソウル市の各自治区で運営する税金総合電算システムは、担当公務員が自分が賦課した税金だけでなく、仲間が賦課した税金まで任意に修正できるようになっている。

しかし、内部の不正を防止するシステムは設けられておらず、今回摘発された事件が1994年仁川(インチョン)地域の「税盗事件」のように広範囲に広がっている不正の「氷山の一角」にすぎないという指摘が出ている。

昨年、鐘路区役所税務課は監査を受けたものの、今回の不正を摘発することができなかった。

▲その気になれば「簡単な」税金取り消し〓ソウル地方警察庁捜査課は13日、鐘路区役所税務1課の7級公務員である金某氏(48)を、収賄などの疑いで拘束したと発表した。

金氏は昨年3月、宿泊業を営むハ某氏(66)から税金減免を頼まれ、現金150万ウォンをもらって税務総合ネットワークに接続し、ハ氏と彼の夫人、義理の弟の名義で賦課された不動産取得税および土地税1億1644万ウォンのうち1億554万ウォンを減免した。

警察の調査結果、金氏は昨年10月に自動車税と住民税などを担当する税務2課に移るまで、11人に賦課された税金3億7600万ウォンを取り消しまたは減免し、その代価として3900万ウォンを受け取った。

金氏は計30回にわたり税金賦課内容を操作したが、このうちの18回は同僚の公務員が賦課したものだった。

現在、ソウル市の全区役所が運営する税金総合電算システムは、賦課・徴収担当公務員であれば誰でも、同僚が入力した税金内容まで任意に修正できるようになっている。鐘路区役所税務1課の賦課・徴収担当公務員は19人だ。

警察によれば、金氏は競馬と株式などで1億4000万ウォンあまりの借金をし、昨年から、給料が差し押さえられてきたという。

▲内部不正に脆弱な税務電算システム〓1994年、仁川北区(プック)役所と京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)で、100億ウォンあまりの地方税を横領した大型税務不正事件が発生した後、政府はその対策として税務行政電算化作業を始めたが、いまだに整ってない。

何より徴収した税金を取り消す時は課長(1000万ウォン未満)または局長(1000万ウォン以上)から決栽を受けるようになっているが、金氏のようにこれを守らなくても摘発するのは難しい。

このうち賦課や入力ミスなどの理由で一年に税金金額が変更される件数が、ソウル市だけで52万件あまりに達するためだ。

賦課した税金を修正する時は、誰が、いつ、いくら修正したのか記録が残るが、件数があまりにも多いので、担当職員がわざと決栽を受けなくても摘発するのは難しいというのが、一線税務担当公務員たちの説明だ。

昨年夏、鐘路区役所税務1課も監査を受けたが、金氏の不正は摘発できなかった。金氏は今年1月、300万ウォンあまりの取得税納付と関連して、相談しに来たA氏に150万ウォンをくれれば税金を取り消してやると言い、A氏の通報で警察に捕まった。



creating@donga.com ruchi@donga.com