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テレビ広告顔負けのオンライン市場広告

Posted March. 24, 2007 09:18,   

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先月、「ファニホームショッピング」という家具やインテリアーの小物などを販売するインターネットショッピング事業を始めたイム・ソンヒョン氏(34)は最近、商品企画に劣らず動画製作に力を入れている。

毎週、漫談やコント、ドラマ形式で商品を紹介する動画2本を製作し、ショッピングモールに載せているという。動画が「おもしろい」「笑わせる」という口コミでパンドラテレビ、アウラなどユーザー製作映像物(UCC)サイトに広がり、現在1日1000人以上がショッピングモールを訪れている。

イム氏は「コントを通じて商品の作動法、活用法などを視覚化したら、顧客から面白くて商品の理解がしやすいと言われた」とし、「動画が立派な商品マニュアルであると同時に広報手段となり、良い収益をあげている」と話した。

オンライン市場にも動画UCCのブームが巻き起こっている。インターネットショッピングモール、eマーケットプレースの商品企画者と販売者らがUCCを商品販売に活用し始めた。商品販売を目的に作った「販売者制作コンテンツ(SCC=Seller created contents)」がオンライン市場に登場して、人気を呼んでいる。

オークションのユン・ヨンソク企画チーム次長は、「UCCが商業的に活用され始めた」とし、「UCCが電子商取引と結びついたSCCに活用されながら『ウェブ2.0時代』の新しい収益モデルになっていると話した。

●SCCで金儲け

先月からSCCサービスを始めたeマーケットプレース・オークションとGマーケットには、販売者らが製作したSCCが1日に100件程度掲載されている。

インターネットショッピングモールのCJモールも、昨年から300種余りの商品をSCCで販売したのに続き、先月から消費者とリアルタイムでチャットが可能なライブ方式のSCCを1時間ずつ流している。

消費者の視線をつかむSCCを作って売上げを上げる個人販売者も続々と現われている。

「チムモクヒャン村」ブランドの豚肉の骨付きカルビを販売している金デヨン(32)氏は、最近、無職の人たちの日常を描いて人気を集めたテレビのギャグ番組「現代生活無職者」をパロディーしたSCCを掲載し、売上げを2倍に上げた。

アクセサリーを販売する李ギウン(34)氏も、リンゴ箱の上で拍手をしながら大声を出す呼び込みを直接演技して、ネチズンの口コミにより売上げが跳ね上がった。

オンラインショッピング放送「ジュインジャン(オーナー)ドットコム」など動画だけで商品を販売する専門サイトや、動画製作に疎い販売者のために、代理でSCCを製作する代行会社も出てきた。

商品に直接触ってみるとか、体験することができずに単純に写真とマニュアルだけでやり取りしなければならなかったオンライン市場に限界を感じた販売者と消費者のニーズが合致して現われた結果だ。

●オンライン市場、UCCに進化

オンライン市場で書き込みをしていた消費者らも、UCCを活用した「カスタマー制作コンテンツ(CCC=Customer created contents)」で声を高めている。

インタパーク、Gマーケットなど商品を購入した後、直接使用する姿や製品評価などを写真や動画などのCCCで製作して載せる消費者が増えている。

消費者がUCCを通じて積極的に製品モニタリングに参加し情報を交換することで、販売者の一方的な情報伝達というレベルを超えている。

慶煕(キョンヒ)大学経営学部の李京全(イ・ギョンジョン)教授は、「SCCは商品販売者がテレビ広告を真似する水準」とし、「テレビ広告より遥かに安い費用で広報することができるだけに、これからテレビ広告市場が萎縮することもありうる」と見通した。

インタパークの李ボンジェ企画チーム長は、「UCCを通じてオンライン市場がショッピングを目的とする空間で情報と楽しさが共存する『インフォテーンメント(infotainment)』空間に進化する」と評価した。



imsoo@donga.com jinhup@donga.com