「金ハンギル前院内代表は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領にお世話になったことはないではないか」
金前院内代表が、与党のヨルリン・ウリ党内での集団離党の動きの中核として浮上している。
30日、廉東淵(ヨム・ドンヨン)議院まで5人の議員が相次いで離党したものの、政治的な波及力は今一つだった。このため、離党の効果を極大化するためにも大規模な集団離党が必要だという認識が、統合新党派の間で広がっている。その中心に金前院内代表が構えている。
金前院内代表は、現政権で長官を務めた鄭東泳(チョン・ドンヨン)前議長たちとは違って、盧大統領に政治的な「借り」がなく、大統領選挙の候補としても分類されない上に政治感覚も備えているため、「反ハンナラ党、非盧武鉉」性格の汎与党勢力による新党推進の適任者であるということだ。
来週には、20〜30人が金前院内代表と一気に集団で離党するという観測が出ている。
金前院内代表と共にウリ党の院内代表団を構成していた盧雄來(ノ・ウンレ)、崔竜圭(チェ・ヨンギュ)、朱昇鎔(チュ・スンヨン)、鉠馹鉉(チョ・イルヒョン)、張鍫秀(チャン・ギョンス)議員などが集団離党に加わると見られている。
康奉均(カン・ボンギュン)前政策委議長も、卞在一(ビョン・ジェイル)、禹済昌(ウ・ジェチャン)議員などの官僚出身の議員と、離党を話し合っている。ここに党内の中途実用路線を標榜している議員、湖南(ホナム)出身議員が加わる可能性もある。
離党派は、2・14党大会を開いても党の解体を決議するのは不可能で、これは結局「そのまんまヨルリン・ウリ党」に過ぎないだけに、集団離党を通じて第3の院内交渉団体を立ち上げた後、有力な大統領候補を迎え入れて、新しい大統合新党を発足しなければならないと主張している。
康前政策委議長は同日、「新しい人物を迎え入れる努力は、ウリ党の枠外でしなければならない」と述べ、「自ら大統領選挙に挑むとしている方々は、最初の段階では入ってこないで、後に大統領選挙に向けた候補の対象者を迎え入れる時に、既得権を諦めて入るべきだ」と述べた。
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