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DラムとSラムを一つにした半導体、三星電子が世界初の開発に成功

DラムとSラムを一つにした半導体、三星電子が世界初の開発に成功

Posted December. 14, 2006 07:27,   

さまざまな半導体のメリットを取り入れた「フュージョン半導体」時代が本格的に開幕する。

黄昌圭(ファン・チァンギュ)三星(サムスン)電子半導体総括社長は11日(現地時間)、米国サンフランシスコで開かれた国際電子素子学会(IEDM)で、世界に先駆けてDラム基盤のフュージョン半導体である512MB(メガバイト)「ワン(One)Dラム」開発に成功したと発表した。

三星電子のフュージョン半導体開発は、2004年の世界初の「ワンナンド(One NAND)」に続き今回が二番目。しかしワンナンドがフラッシュメモリー基盤の記憶装置であるのに比べて、ワンDラムは多様なデジタル器機の性能改善を目的にした初のフュージョン半導体という点で意義がある。

●回路面積50%減、消費電力30%減を実現

ワンDラムは通信とメディア用Dラム2個とSラムを一つのチップで作った製品で、モバイル器機の小型化と軽量化、高機能化に画期的に貢献するものと期待される。

最近モバイル機器は、高性能を具現するために通信とメディア(カメラ、動画、ゲーム)機能を担当する中央演算処理処置(CPU)2個と、これらをそれぞれ支援するDラムを使っている。SラムはDラムとCPUの間でデータ送信速度を上昇させる。

三星電子は、「ワンDラムを使えば携帯電話やポータブル・マルチメディアプレーヤー(PMP)に入る半導体チップの数はもちろん、回路面積を50%、消費電力を30%まで減らすことができる」とし、「窮極的に製品をもっと小さく軽くするのに役立つ」と説明した。

ワンDラムのもう一つのメリットは、通信用CPUとメディア用CPUの間のデータ処理速度を5倍位早くすることができること。これは2つのCPUの専用Dラム2個を一つに統合したうえ、2つのCPUに入力されるデータ量を調節する機能(Shared Bank)が追加されたからだ。

ワンDラムは携帯電話とゲーム機、ウルトラモバイル(UM)PCを含めたポータブルデジタル機器に広く使われることが見込まれている。三星電子は2008年には2億ドル、2010年には8億ドル規模の新規市場が形成されるものと予想している。

●「半導体もフュージョン概念導入を強化すべき」

同日、黄社長はIEDM基調演説を通じて、これからは半導体分野と違う分野の技術が融合するフュージョン半導体が登場しなければならないと強調した。

黄社長は「バイオとナノ、ヘルスケア産業間の融合と複合が進む環境下では、半導体もさらに広くなったフュージョン概念を取り入れなければならない」とし、「大きさはもっと小さくし、情報処理速度は早い半導体開発のためにはナノなどの新物質開発が切実だ」と強調した。

黄社長は「フュージョン半導体を基盤に巨大産業同士が合体する未来の融合技術(FT=Fusion Technology)分野でも、半導体が核心的な役割を果たすことになるだろう」と付け加えた。

一方、黄社長は同日、国際電機電子工学会(IEEE)理事会が授与する「2006IEEEエンディ・グローブ賞」を受賞した。2000年に制定された同賞は、半導体技術分野で世界最高の権威を持っている。毎年一人に与えられるが、東洋人の受賞は黄社長が初めてだ。



mikemoon@donga.com jaykim@donga.com