
「この綱は嘘をつきません」
天井から10mほど長く垂らされた太い綱に、筋肉質の男たちが力強くぶら下がっては上がる。強い両腕と腹の筋肉が鮮明に震えている。
10日、ソウル市蘆原区孔陵洞(ノウォング・コンルンドン)の泰陵(テルン)選手村。ウエートトレーニング場に設置されたロープに、国家代表レスリング選手たちがぶら下がった。
アン・スンムン監督は、「綱渡りは、上体の筋肉を強くしてくれる。空中では自分の体力を隠すことができない。正直なトレーニングの象徴」だと説明する。
一方では、ボクシングとバレーボールの代表たちがバーベルを持ち上げながら汗を流している。
12月のカタール・ドハ・アジア大会が51日前に近付いたなか、韓国エリートスポーツの心臓部である泰陵選手村は、太極(テグク)戦士たちの大詰めのトレーニング熱気で熱い。
「1997年から、ここでの生活を始めました。1年にわずか数回家に帰れる生活を始めて9年目です。4カ月になったばかりの息子に会いたいです。一緒にいられず心が痛みます。授賞式の時、必ず金メダルと息子の写真を一緒に首にかけたいです」
レスリング代表のペク・ジングクさんは長期合宿トレーニングのため、家族にすまないと思いながらも、「金メダルを取るための道」だと話した。
レスリング選手団は1月、選手村に入所し、秋夕(チュソク・旧暦のお盆)連休にちょっと家に帰って来たことを除いては、ずっとこちらに泊まりながらトレーニングしてきた。アン監督は、「体力の良い外国選手たちと競争するのだから、このような高強度のトレーニングでなければ、勝つことは難しい」と述べた。
他の種目の選手たちも同じだ。同じく1月に入所し、長期合宿中のボクシングの朴シホンコーチは、「5年目、代表チームのコーチをしているため、子どもたちの休みの時も一緒にできず、運動会にも1回も行けなかった。家族まで捨ててここへ来たような感じだ。使命感がなければ絶対できないことだ」と言った。
アーチェリー選手たちは1人あたり、1日に400〜500回、練習をする。数万発の矢をうって、アジア大会での金メダル席巻を照準している。オ・ソンテク女子チーム監督は、「われわれのように一生懸命トレーニングしている国は、世界のどこにもない」と強調した。
泰陵選手村の選手たちは午前6時〜7時半に夜明けトレーニング、午前11〜12時ウエートトレーニング、午後3〜6時技術トレーニング、午後8時以後個人トレーニングなどハードなスケジュールによって生活している。
毎週金曜日には、仏岩山(ブルアムサン)まで3.8kmの山道を走る、悪名高い山岳競走もしなければならない。他の選手団にひどく立ち後れたり、満足できる記録が出なければ、その場でひどい体力トレーニングを受けることもある。選手たちは毎日、しきりに汗を流している。
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