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「母親の実家で初めての秋夕を」 ハーフ美女選手マリア・ブラウン

「母親の実家で初めての秋夕を」 ハーフ美女選手マリア・ブラウン

Posted October. 05, 2006 07:12,   

「茶礼(チャレ=名節などに簡単に行われる祭祀)料理も作って、たくさん食べたいです」

女子プロバスケットボールリーグのハーフ美女のガードであるマリア・ブラウン(22、錦湖生命、写真)は、秋夕(チュソク=旧暦のお盆)を楽しみにしてきた。

韓国人の母親と米国人の父親の間に生まれたマリアは8月末に入国し、生まれて初めて韓国で秋夕を迎える。4日の午後、ソウル駅から高速列車で母親の実家のある大邱(デグ)に向かい、帰省ラッシュにあった。米国メリーランド州に住んでいる母親の林テスン(50)氏が、仕事(コンビニエンスストア経営)で韓国に来ることができなくなり、娘のマリアに大邱行きをすすめた。

秋夕連休の間、マリアは祖父や親戚を訪ね、茶礼を行う予定だ。米国では、秋夕が休日ではないため、秋夕の代わりに11月末の収穫祭に家族揃って餅やチヂミなどを食べたそうだ。

「聞いていただけで、見たことのなかった秋夕が経験できることになって楽しみです。韓国のチマチョゴリを着てお辞儀をしたり、民俗行事もしてみたいです。好物のブルゴギも作ってみたりね」

米ペース大卒のマリアは、1ゲーム当り27.6分間出場し、平均9.7得点、5.3リバウンド、2.9アシストの記録を上げた。韓国で活躍する「米国籍のハーフ選手第1号」のブラウンは、優れたルックスのため、来年1月のシーズン開幕を控えてすでに人気を得ている。

米国生まれで米国育ちなのに母親の徹底したしつけのおかげで個人主義ではなく、思いやりのある礼儀正しい態度で同僚からも褒められている。洗濯や掃除をしても同僚の分までするくらいだ。

これから母親の祖国の韓国に帰化し、韓国代表になる夢も持っている。

「怪我なく、初シーズンに素晴らしい試合を見せたいと思います。もちろんうちのチームが優勝したらと思います」

満月に願うことももう決めたというブラウンに、今年の秋夕は忘れられない思い出になりそうだ。



kjs0123@donga.com