1億ウォン市場が10年で10兆ウォン市場に。
金さんだけの変化ではない。
1996年6月1日、韓国初のインターネット・ショッピングモールであるロッテドットコムとインターパークがオープンしてから10年。韓国の電子商取引市場は爆発的に成長した。
2社に過ぎなかったインターネット・ショッピングモール業者は4403社に増え、年間1億ウォンにも及ばなかった取引高は昨年末現在10兆4000億ウォンあまりになる10万倍以上に膨らんだ。
利用顧客も大幅増加した。
韓国インターネット振興院によれば、1996年に731万人だったインターネット利用人口は、昨年は3301万人に増えた。4名中3名がインターネットを利用しているわけだ。
インターネット・ショッピングモールを1回でも利用した顧客は、全体インターネット利用者の半分を越える51.2%に達する。昨年末基準で、1700万名ぐらいがインターネットでショッピングを楽しんだことになる。
インターネット・ショッピングモールはもはや、年齢を超えた「国民的ショッピング」手段として位置づけられた。
インタパークの会員分布でもこのような傾向が確認できる。初期の1997年には、30代顧客が全体の63%で圧倒的だった。今は20代が42%で最多で、30代(32%)、40代(15%)、10代(6%)の順で年令層が拡散している。
最近は、40代以上の中高年層のインターネット・ショッピング活用頻度が次第に増加するなど、年長の利用者もインターネットの主要顧客として登場している。
●本からマンションまで売買する市場に
初期のインターネット・ショッピングモールで取引きされる品目は、配達しやすい商品が中心だった。
宅配過程で壊れたり破損されることがなく、返品要求をしにくいCKや本、チケットなどが人気を集めた。
しかし、宅配技術が発展し、取引き規模が大きくなるにつれ、販売品目も多様になった。
00年以後には、デジカメ、クリスマスツリー、MP3プレーヤー、ロボット清掃機など割れたり破損されやすい製品も、ショッピングモールの目玉商品リストに上がった。
最近では、マンションなど不動産もインターネットを通じて取り引きされる。
今年3月29日から進行している京幾道城南市板橋(キョンギド・ソンナムシ・パンギョ)新都市のマンション請約受付では、請約者46万5791名中の88%である41万1628名がインターネットを利用し、インターネットでのマンション請約時代を開いた。
チェ・ミンソプ建国(ゴングク)大不動産大学院教授は、「客観的な情報を手に入れやすい借り手を中心に、インターネット不動産取引きが活性化されるだろう」と予想した。
●「ユビキタス・インターネットショッピング」
「いつでも、どこでも、見ないで、触らないで買うインターネット・ショッピングの未来は終わりがない。」
インターネット専門家たちは電子商取引市場の未来をこのように描く。
カチョン医科大のファン・ヒジョン(コンピューターソフトウェア)教授は、「情報技術(IT)の発達で近いうちに、いつでもどこでもインターネット環境に接続できる『ユビキタス』時代が来る。このような環境では、道を行く途中でも携帯電話や他の道具を利用し、インターネットショッピングができるだろう」と言った。
工産品中心だったインターネット・ショッピング・リストはいまや新鮮食品やサービス商品などにまで拡大している。
三星(サムスン)経済研究所の金ジンヒョク研究員は、「未来のインターネット・ショッピング市場は、消費者が同時に販売者にもなる『eマーケットプレース(オンライン市場)』が中心になるだろう。手で触らないで買っても、不安に思わない消費者が増えるはず」と言った。
●インターネット・ショッピングモールの陰影
規模が大きくなっただけに、その影も生じた。「お金になる」と言う噂が出回ると、インターネットにも詐欺師たちが集まり始めたのだ。
03年の「ハーフプラザ事件」は、代表的なインターネット・ショッピングモール詐欺事件だった。当時、インターネット・ショッピングモールのハーフプラザは、しばらく電子製品などを半額で売って口コミで噂を流した後、消費者9万6000名から310億ウォン分の品物を販売し、その代金を取って横取りした。
最近では、映画成人コンテンツサイトが、「W杯ベスト16入り祈願イベント」をすると宣伝し、それに応募した消費者たちに、携帯電話料金として3万ウォンずつを請求し騒ぎを起こした。
青少年がたくさん利用するインターネット・ショッピングモールで、成人用品や武器類を堂々と販売したり、顧客がしばらく預けた品物購入代金で短期投資をしたり、成人向け広告を出すことも少なくない。






