21世紀、企業経営の中心軸はブランドだ。消費者は特定ブランドを好むため、各企業は自社のブランド価値を高めるために全力を傾ける。このためには広報も重要だが、やはり良い品質で消費者の信頼を得なければならない。消費者の信頼を失った企業は再起がほとんど不可能だ。キムチに寄生虫の卵が入ったり、ギョーザの素に不良タクアンを使ったというニュースが伝えられれば、該当の産業全体に大きな影響を及ぼす。
◆国内水ギョーザ1位の会社であるチィヨンヌは昨年末に生産履歴システムを取り入れた。「済州(チェジュ)黒豚プレミアム水ギョーザ」に記入された履歴番号をインターネットサイトに入力すれば、飼育中に豚が食べた飼料、屠畜および加工情報などが分かる。2002年から危険災害要素の管理システム(HACCP)を取り入れ、完璧な衛生管理を行っている。京畿道坡州(キョンギド・パジュ)の工場に入るためには、衛生服に衛生帽子を帽子をかぶって、エアシャワー室で滅菌過程を経なければならない。消費者団体の工場見学も絶えない。2004年6月のギョーザ騒ぎを乗り越えることができた秘訣だ。
◆チィヨンヌは1945年、華僑のソン某氏がソウルプラザホテルの裏にオープンした中国飲食店だった。この店の水ギョーザを食べるためには1時間以上並ばなければならなかったという。ギョーザ事業をしていたパク・ソンス社長はギョーザもブランドがなければならないと考えた。水ギョーザで有名なチィヨンヌの商号と商標権を2000年に引き受けた後、研究開発費を投入して品質を高めた。売上高は引き受けた初年度の2000年は22億ウォンだったが、2001年に59億ウォン、2002年に180億ウォンに上昇した。
◆昨年、加工ギョーザ市場の規模は2000億ウォンで、前年比10%程度成長した。焼きギョーザの場合、670億ウォンで前年比40%以上増えた。このようなギョーザ市場の好況に支えられて、チィヨンヌは昨日コスダック市場入りを果たした。通信販売会社であるシーエヌテルと株式を交換する方式でコスダック市場に迂回登録したのだ。パク・ソンス社長は「今後とも消費者中心にすべてをかける」と再確認した。「中華料理店」から出発した「チィヨンヌ」ブランドがピザハットやKFCと並ぶ国際ブランドにならない理由はない。
林奎振(イム・ギュジン)論説委員 mhjh22@donga.com






