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心温まるマラソン大会

Posted January. 14, 2006 03:01,   


「脚ではなく心で走る」

3月12日に行われる06ソウル国際マラソン兼第77回東亜(トンア)マラソン大会は、自分のためよりも、人のために走る「美しいレース」の場となる見通しだ。小児癌患者、身寄りのない少年少女ら、恵まれない人々を助ける慈善レースを広げるというマラソン同好会が後を絶たない。

その先鋒に、国内最大のオン・オフラインマラソン同好会「ランナーズクラブ」(ランクル、cafe.daum.net/runners)がある。今年就任したナム・ヨンピョ会長(47)は、「これまで、私のために走ってきたとすれば、これからは人のために走る文化を作る時が来た。マラソンも楽しみ、いいこともする一石二鳥のイベントを準備している」と話した。

ランクルは今年から「楽しさを越えて感動のために走ろう」というモットーを掲げ、各種慈善レースを準備している。その始まりがソウル国際マラソン。ランクルは「1メートル1ウォン(1メートルを走るたびに1ウォンを基金として出す行事)」などで、恵まれない青少年を助ける慈善行事を進めている。5月には独自行事として重度障害者のためのフェスティバルも予定されている。

ランクルの会員は2万6000人余り。ソウル国際マラソンには約2000人が出場する。会員の面々もサラリーマンから事業家、弁護士、医師ら各界各層が網羅されているため、波及効果が大きい。ソウル汝矣島(ヨイド)の漢江(ハンガン)水辺公園で開かれる全体会の「トダル(「土曜日に走る」の略)」をはじめ、曜日別、地域別のマラソン団体など全国でマラソン文化を主導している。

1999年9月、純粋なオンライン同好会として誕生したランクルは、国内マスターズマラソン文化を変えるトップランナー。これまで極限との戦いと認識されてきたマラソンを、「楽しむスポーツ」に変える運動を主導してきた。03ソウル国際マラソンからはワンダーウーマンやスーパーマンなど人目を引く衣装を着た「黄金馬車応援団」を構成して、走路辺で応援しながら「マラソンのフェスティバル化」に向けて努力している。



yjongk@donga.com