投機勢力と癒着して情報を提供したり、職務上取得した情報を利用して開発予定敷地を買い入れた公務員らが摘発された。
検察、警察、国税庁、建設交通部（建交部）で構成された政府不動産投機犯罪合同捜査本部（本部長＝李東ギ最高検刑事部長）は７月７日から１０月３１日まで、不動産投機追放に向けた特別取り締まりを実施して９７００人あまりを摘発し、そのうち約３００人を逮捕したことを２７日明らかにした。
摘発された２７人の公務員は、不動産投機を防ぐために監視すべき公務員が、あきれたことに不動産投機の中心にいた格好だ。
▲投機屋に開発情報提供し金品授受〓建交部の５級公務員である朴容疑者は、京畿道城南市盆唐（キョンギド・ソンナムシ・プンダン）の林野がグリーンベルトから解禁されるとの情報を不動産投機屋に提供し、１０００万ウォンを受け取った。
京畿道華城（ファソン）市・都市計画課の公務員６人は、華城市一帯が都市開発地区に指定され、大規模宅地開発が行われるとの情報を入手したため、同市庁の公務員や地元の土木測量設計事務所の職員とぐるになった。
林野１万１０００坪あまりを２１億ウォンで共同で買い入れた彼らは、道路に接しているため土地形質の変更が難しいことが分かると、担当公務員たちを買収して形質変更の承認を受けたあと、設計事務所代表の妻の名義で信託した。
▲有名人も投機に関与〓全羅南道（チョルラナムド）の主力事業である「西南海岸観光レジャー都市建設事業（Ｊプロジェクト）」も投機対象だったほか、各界の著名人たちも摘発された。
企画不動産仲介会社Ａ社の代表と職員たちは、全羅南道霊岩郡（ヨンアムグン）の干拓農地１９万坪を買い入れ、職員たちの名義で信託したあと、土地を複数に細かく分けては法務士や公務員を通じて農地取得資格照明を不正に取った。同業者が４５０人に土地を細かく分割して得た差益は２００億ウォンだった。
土地を買い入れた人には大手企業の役員、大学教授、元高級公務員、２００２ワールドカップ４強神話の主役だった有名サッカー選手も含まれていると、警察は発表した。
jin0619@donga.com
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