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日本にある強制連行被害者の遺骨、60年ぶりに遺族の懐へ

日本にある強制連行被害者の遺骨、60年ぶりに遺族の懐へ

Posted November. 26, 2005 07:19,   

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日本の帝国主義(日帝)による植民支配時代(1910〜45)に強制動員された朝鮮人の遺骨138体の、生存している遺族が確認された。これは、1974年に遺骨672体が遺族に返還された以降では、31年ぶりの大きな規模となった。

「日帝強制占領下の強制動員被害真相究明委員会」は、25日「日本の東京都祐天寺に保管されている朝鮮人遺骨1136体(北朝鮮出身者遺骨431体)のうち、138人分の韓国内にいる遺族を探し出した」ことを伝えた。これで、70年以降で韓国内の遺族が確認された朝鮮人遺骨は、計1060体になった。

真相究明委は、日本厚生省が今年7月初旬、祐天寺に保管されている韓国出身軍属の遺骨705体のリストを韓国政府に渡した後、遺骨の遺族を確認するための作業に乗り出した。同委は、同リストと、今年2月から6月下旬まで太平洋戦争犠牲者に申告された19万572人のリストを詳しく比較した後、自治体の協力を得て138体の生存遺族を捜し出した。

崔鳳泰(チェ・ボンテ)真相究明委事務局長は「28日から2日間にわたって開かれる『第3回韓日遺骨問題協議会』で遺骨138体の死亡経緯、保管状態などに関連した調査を、日本側に要請する予定だ」とし、「遺族たちが安置の意思を表明した遺骨は、全て韓国内に持ってくる計画」であると述べた。崔局長はまた、「厚生省が渡したリストには姓名・本籍・階級・遺骨の有無詳細などが記されてあり、まだ遺族を探せなかった567体の生存遺族も、近く探し出せるものと見られる」ことを付け加えた。

一方、日本政府は、今年9月下旬に開かれた第2回韓日遺骨問題協議会で△祐天寺以外の寺に保管されてある朝鮮人遺骨147体の所在地△強制労務者39人のリストを、追加で韓国政府に報告している。崔局長は「厚生省が強制動員された労務者の姓名・本籍などを記した厚生年金名簿を持っていることが確認された」とし、「この名簿を譲りうければ、朝鮮人遺骨の遺族探しに弾みがつく見込み」だと話した。



weappon@donga.com