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検察総長人事聴聞会、ウリ党「失望」、ハンナラ党「満足」

検察総長人事聴聞会、ウリ党「失望」、ハンナラ党「満足」

Posted November. 19, 2005 08:28,   

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「検察総長になるのに大きな問題はない。しかし所信のない返答態度には失望した。」

本紙が18日、鄭相明(チョン・サンミョン)検察総長内定者に対する人事聴聞会を終えた法司委所属議員15人(ヨルリン・ウリ党8、ハンナラ党5、民主労働党1)全員に、鄭内定者が検察総長として適格かどうかを尋ねた結果、与野党を問わず、おおむねこのような見解を示した。

与野党議員たちは、鄭内定者の夫人の頻繁な住民登録移転や農地法違反事例が、検察総長になるうえで致命的な欠格理由にはならないと考えた。しかし、鄭内定者が聴聞会で返答するさい、留保的な態度を多く見せたことについて、「残念だ」「失望だ」「心配だ」という言葉をこぼした。

ウリ党の鄭成湖(チョン・ソンホ)議員は、「決定的な問題はないため、任命権者の任命には反対できないが…」と遺憾を示し、禹潤根(ウ・ユングン)議員は、「議員たちの意見を調整する必要がある」として、「個人の意見は留保する」と述べた。

宣炳烈(ソン・ビョンリョル)議員は、「返答に断固としたところがなく、すべての返答を留保したことに大変失望した」と述べ、梁承晁(ヤン・スンジョ)議員は、「住民登録法や農地法違反などひっかかる点はあるが、決定的な欠点だとは考えない」としながらも、「満足ではなかった」と述べた。

ハンナラ党議員の多くは、むしろ「理解する」という反応だった。

崔鉛熙(チェ・ヨンヒ)議員は、「検察の独立性と中立性を守ると言った。信頼できる」と肯定的に評価した。朱豪英(チュ・ホヨン)議員は、「(鄭内定者が)私的な席では活発なのに、公式の席では控えめだそうだ」と述べ、金命柱(キム・ミョンジュ)議員は、「検察と政府の対立を縫合するために、どちらか一方の意見に従うことは困難だったろう」と述べた。

ただ、金在庚(キム・ジェギョン)議員は、「鄭内定者は、今から顔色をうかがっているようだ」としつつ、「検察の中立性と独立性の確保は重要だが、大統領府の意中を推し量って行動する総長にならないか心配だ」と述べた。

民主労働党の魯会燦(ノ・フェチャン)議員は、「もし票決をするなら、賛成しがたい」と話した。

同日の人事聴聞会で、議員たちは5人の参考人を呼んで意見を聞き、鄭内定者には、検察の独立と政治的中立性守護の意志などを質した。これに対し鄭内定者は、「厳正かつ中立に検察の独立を守るよう努力する」と答えた。

一方、法司委は、議員たちの意見を盛り込んだ経過報告書を21日に国会に提出する。検察総長は、最高裁判事とは違い、国会本会議での任命同意案票決手続きを踏まないため、国会人事聴聞委員の意見は任命の可否を決定しない。



mindy@donga.com