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国情院の盗聴、金前大統領と盧武鉉候補も対象だったか

国情院の盗聴、金前大統領と盧武鉉候補も対象だったか

Posted November. 17, 2005 07:58,   

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国家情報院(旧・国家安全企画部)盗聴事件を捜査している検察は、金大中(キム・デジュン)政権時代の国情院が、金大統領や当時の民主党の大統領候補だった盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領など、与野党の有力政治家の大多数を盗聴したものとみて調査している。

検察は、このような盗聴が、当時の政権実力者であった朴智元(パク・ジウォン)元大統領秘書室長などに対する「常時盗聴」を通じて行われたものとみている。

検察はまた同日、洪錫鍱(ホン・ソクヒョン)元在米大使を被告人として呼んで、1997年の大統領選挙前に三星(サムスン)グループが与野党の大統領候補への不法資金供与に関与したという告発内容について取り調べた。

ソウル中央地検の盗聴捜査チームは16日、朴元室長の携帯電話番号が有線中継通信網を利用した盗聴装備であるR2に入力されている事実を確認し、朴元室長と通話した主要人物の名簿を調べていることを明らかにした。

朴元室長は当時政権の実力者であり、金大統領や盧候補を含め、随時、与野党の主要政治家たちと通話したものと検察はみており、国情院がこのような通話内容も盗聴した可能性があるとみている。

検察関係者は「国情院が朴元室長の携帯電話番号を盗聴装備に入力した点に照らし、朴元室長と通話した政界、官界、財界、言論界の主要人物の多くが盗聴された可能性がある」と述べた。

このような内容が事実として確認されれば、国情院が国家最高責任者である大統領や与党大統領候補まで盗聴対象にしたということになり、深刻な波紋が予想される。

検察はまた林東源(イム・ドンウォン)、辛建(シン・ゴン)元国情院長の容疑を確認する過程で、国情院が2002年の大統領選挙を控え、当時の与党予備選挙候補だった鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官と金槿泰(キム・グンテ)保健福祉部長官の通話を盗聴した事実も把握していることがわかった。

検察は2001年8月、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が、マスコミ各社の税務調査に抗議してハンガーストライキを行ったハンナラ党の朴鍾雄(パク・ジョンウン)議員と通話した内容が盗聴された事実も確認した。

検察は、ソウル刑務所に収監された林元院長を召喚し、国情院の盗聴の実態についての補強調査を行った。検察はこれから林、申元院長に対し、盗聴情報を大統領府に報告したか、また政権実力者などに流出したか等について調査する方針だ。



jefflee@donga.com leon@donga.com