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実際に使ったのは22.5% 公務員年金赤字埋めの国庫支援金

実際に使ったのは22.5% 公務員年金赤字埋めの国庫支援金

Posted October. 28, 2005 07:39,   

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公務員年金の赤字を埋めるため投入された国庫支援金の中、実際に使われた金額は22.5%に過ぎないことがわかった。

年金を管理している公務員年金管理公団が、「早くもらうのが得策」と思っているかのように、過度に多くの予算を要求しているという指摘だ。

27日、国会予算政策処の「06年度予算案分析」報告書によれば、公務員年金の赤字を国庫で埋め始めた01年から04年までに投入された国庫支援は計1兆2809億ウォンだが、実際に使った金額(執行額)は2889億ウォンに過ぎないことが分かった。

01年には、8612億ウォンを支援したが、6.9%である599億ウォンだけ執行され、02年には3702億ウォンが当てられたが、まったく使われずそのまま残った。03年には、以前補填金のうち残った金額が繰り越しされ、国庫からは投入されなかった。

また、04年には、繰越金累積額が3835億ウォンもあるのに、追加で495億ウォンの予算をもらった。しかし、執行額は1742億ウォンにとどまった。

公務員年金の執行額比率22.5%は、同期間の軍人年金の執行額比率(97.6%)に比べ、予算効率性が大いに劣るものと分析された。

このように執行残額が多い理由は、支出規模をとてつもなく多く決めたためだ。

朴仁和(パク・インファ)予算政策処予算分析官は、「公務員年金管理公団が退職給与費予想額を過度に膨らませた上、上位機関である行政自治部の監督が行き届いてないか、管理能力が劣るとの証拠」と指摘した。

これに対し公務員年金管理公団は、「外国為替危機当時、公務員が大挙解職され、退職給与費が大幅に増えた。類似した事例に備え補填金を請求したが、解職率が下がり、予想より執行されなかった」と釈明した。

政府は公務員年金法を改定し、01年からは公務員年金基金で赤字が出れば、不足分を国庫で補填するとしている。



koh@donga.com