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「ビックマッチ」シンドローム

Posted September. 20, 2005 06:42,   

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女子テニスの世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(18・ロシア)と同7位のビーナス・ウィリアムズ(25・米国)による「現代(ヒョンデ)カード・スーパーマッチ」が行なわれた19日、ソウル松坡区芳荑洞(ソンパグ・バンイドン)オリンピック公園第1体育館。

普段、新聞やテレビを通じてしか接することのないテニスの世界トップスターたちの顔を直接見たいファンの関心はヒートアップした。いい席をとろうとするファンの数は絶えず、競技場周辺は早くも午前中から人波でにぎわい、入場を待つ観衆の行列は一時、300mに達した。

入場券前売りが前日までに90%を上回った中、同日、競技場には1万人余りの観衆が集まって大盛況を博した。

テニス・マニアである李ミョンファンさん(24・嶺南大新素材金属工学科3年)は、秋夕(チュソク=旧暦8月15日)の18日、大邱(テグ)の自宅で祭祀を執り行なってから急いでソウルに上京し、試合開始7時間前の午前9時、競技場に到着した。16日に入国したシャラポワとウィリアムズには、つねに雲霞のごとくファンがついてまわった。空港にはファンクラブ・メンバーたちが大型の絵を掲げて歓迎し、17日のデパート・サイン会、18日のワンポイント・クリニックでも、イベント会場は数百人の人波でにぎわった。

188cmのシャラポワと185cmのウィリアムズは二人とも普段から、ユニフォーム・デザインに関与するほどファッションにも関心が高い。今回の韓国訪問で、シャラポワはすらりとした体がそのまま表れるノースリーブとパンツにゴールドのスニーカーで話題になった。ウィリアムズも大きな金のイヤリングと身にフィットするピンクのタイツ、派手なTシャツで視線をひいた。

シャラポワは「昨年、韓国の人々から熱いラブコールを受けたので、また訪問した」と言った。

今回が初の来韓であるウィリアムズは、「飛行機に乗った時から楽しかった。韓国にはおいしい食べ物がとても多いと聞いたが、多くの経験をしたい」と所感を述べた。実際にウィリアムズは、ソウル江南区道谷洞(カンナムグ・ドゴクドン)のある焼肉屋でカルビを食べては親指を立てて見せ、ご飯にコチュジャンをまぶして食べた。同日の試合前にもビビンパの出前をとるなど韓国料理をたっぷり楽しんだ。

シャラポワとウィリアムズの韓国訪問はシンドロームを起こしながら、秋夕の終焉を華やかに飾った。



kjs0123@donga.com