「韓流スターを送って」、盧大統領宿舎前で異色デモ

「大統領、チャン・ドンゴンとアン・ジェウクさんをメキシコに送ってください。」

人気俳優チャン・ドンゴンとアン・ジェウクのファンであるメキシコ女性３０人あまりが１０日昼（現地時間）、盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領が泊っているメキシコシティのホテル前で異色デモをしていた。

女性たちは１時間にわたって、２枚の韓流スターの大型ブロマイド写真を持ってデモをしながら、下手な韓国語で「オー必勝コリア」を叫んだりした。

宿所を出て女性たちに出くわした盧大統領は「分かりました」と言いながら手を振ったと、金晩洙（キム・マンス）大統領府報道官が伝えた。

メキシコの韓国大使館は、「メキシコにある韓流関連ファンクラブの会員は３５００人程度だ」とし、「チャン・ドンゴンとアン・ジェウク出演のドラマがメキシコのテレビに放映されてから韓流熱気が高まった」と話した。

特にチャン・ドンゴンは、主演を演じた映画『太極旗（テグッキ）を翻して』が今年メキシコで『戦地の兄弟愛（Hermandad　De　Guerra）』というタイトルで上映され、ファンクラブ会員が激増したという。

メキシコの公営放送メヒケンセは、２００２年１０月から昨年４月まで韓国ドラマ『星は私の胸に』（アン・ジェウク主演）、『イブのすべて』（チャン・ドンゴン主演）を何回も放送した。同放送局は８日夕、ＫＢＳの人気ドラマ『冬のソナタ』をスペイン語に吹き替えて放送し始めた。

jyw11@donga.com