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「社説」国民も政府に劣らずお金の使い道が多い

「社説」国民も政府に劣らずお金の使い道が多い

Posted September. 09, 2005 07:43,   

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政府は来年221兆ウォンを使うと発表した。今年より6.5%(13兆2000億ウォン)増えた規模だ。税金は不足のため、9兆ウォン規模の赤字国債まで発行することにした。成長と分配を改善し、自主国防と地域均衡発展まで進めるには減らすすべがないと言っている。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は一昨日、野党ハンナラ党の朴槿恵(パク・グンヘ)代表に「減らす予算の項目を決めてもらいたい」と言い、減税を拒否した。政府は使いたい放題使うという話だ。

国民は税金を納め、国の借金まで返すため、必要な支出までも切り詰めなければならない羽目になっている。4人家族基準の統計を見てみよう。国民の税負担額は02年の1136万ウォンから、今年は1360万ウォンに増えた。税金に国民年金保険料と健康保険料まで合わせた国民負担金は、今年1740万ウォンに達する。国税負担だけでも、今年1035万ウォンから来年1140万ウォンに増えると言うから、全体税負担と国民負担金も大幅に増えるだろう。さらに2036万ウォンから2300万ウォンへ増える国の借金も、国民が負担せざるを得ない。

食べることを除いては支出を最大限切り詰めるのが、このごろの国民の家計簿の内訳だ。統計庁の第2四半期の家計収支によれば、全国世帯の月平均所得は第1四半期の293万ウォンから285万ウォンへ減った。消費支出も212万ウォンから194万ウォンへ減少した。教育、光熱水道、保健医療、交通通信など、ほとんどの支出を減らした。水道水を節約し、病院へ行かなければならない病気も我慢する。税金が増えれば、もっと切り詰めた生活をしなければならない。

盧大統領は、「我々はやるべきことはやる政府、効率的な政府を追及する。組織は増えたが、浪費の要素は減った」と主張した。幾度も予算浪費の事例を目にしてきている国民としては、大統領の言葉に困惑せざるを得ない。監査院と市民団体が相次いで摘発した予算浪費は何なのか。長官・次官級を22人増やして、大統領直属の国政諮問委員会を12も新設して、政府の効率がどれほど改善したと言うのか。

非効率的な公共部門が肥大化すれば、民間部門が萎縮して、経済が厳しくなり、国民の暮らしの質も低下する。これは参加型政府がこの2年半の間に見せてくれた確かな事実だ。子供の教育費に親の小遣いまで減らす国民の痛みを少しでも察する政府であるならば、少しでも節約して小さな政府を目指す真似でもしてほしいものだ。