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「発言」のために混乱する盧政府

Posted June. 25, 2005 06:06,   

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「現政権層と過去の政権層は何が違うでしょう?」

李哲(イ・チョル)前議員と李海成(イ・ヘソン)前大統領広報首席秘書官がそれぞれ韓国鉄道公社と韓国造幣公社の社長に内定されたことを「天下り人事」と批判する世論に対して、金完基(キム・ワンギ)大統領人事首席秘書官が反ばくしてから1日が過ぎた24日、大統領府のホームページにこのような書き込みが掲載された。

「k2649」というネチズンは、「大統領府は違うと言うが、誰から見ても(今回の人事は)天下り人事だ。『絶対天下りではなく、実力と資格を検証した人事だ』と言って押しきるのは、過去も今も変わらないようだ」と書き込んだ。

最近、主要懸案に対する政府高官の発言が、野党はもとより一般国民の感情ともかけ離れ、国民をがっかりさせる場合が少なくない。このため、政府が不必要に言葉のために国論を分裂させているという指摘も出ている。

▲「配慮は悪いことではない」 vs 「傍若無人」〓金首席は23日、記者懇談会を要望して、「参与政府に天下り人事はない」とし、「配慮は悪いことではない。大統領職引継ぎ委員会や大統領府をやめれば、自営業でもして、山登りでもしながら遊ばなければならないのか」と主張した。

この発言に対しては政府内でも、「黙っていればいいものを、なぜしゃしゃり出て混乱を招くのか」という指摘が出ている。中央省庁のある幹部は、「過去の政府と現政府がいずれも天下り人事や側近の面倒を見るようだ。しかし、過去の政府が静かに世論のムチを受けた一方、現政府はむしろいいことだと言うところが異なる」と話した。

ハンナラ党の姜在渉(カン・ジェソプ)院内代表は24日、「天下り人事ではないようだ。落下傘(天下り)はゆっくり落ちるが、これは一度に急に落ちてくるので『あられ人事』ではないか」と皮肉った。孟亨奎(メン・ヒョンギュ)政策委議長は、「天下り人事でないなら、『バンジージャンプ人事』か」と批判した。

自民連の李圭陽(イ・ギュヤン)スポークスマンは、論評で、「国民の指摘と憂慮を『それがどうした』と対応する開き直りの反応だ」と指摘した。

▲「我が道を行く?」〓これに先立ち、李廷雨(イ・ジョンウ)大統領諮問政策企画委員長は1日、「大統領諮問委員会共和国」論議について、朝鮮時代の士林(サリム)派を取り上げ、「むしろアマチュアが希望だ」と言って反ばくした。彼のこの発言は、再び「士林派論議」を呼び起こした。

李海瓚(イ・ヘチャン)首相は7日、国会政治分野の対政府質問で、不動産価格上昇対策を問う質問に、「ソウル江南(カンナム)の瑞草(ソチョ)地域を除いた他の地域は、ゼロ成長か下落しており、一部地域の現象を一般的な現象として拡大するのは適切ではない」と答えた。

しかし李首相のこのような状況認識は、政府が17日に「不動産政策を白紙状態で見直す」と発表したことで、面目を失った。



ddr@donga.com