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金宇中氏が14日帰国へ 海外逃避5年ぶり、拘束捜査は必至

金宇中氏が14日帰国へ 海外逃避5年ぶり、拘束捜査は必至

Posted June. 13, 2005 06:33,   

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金宇中(キム・ウジュン)前大宇(テウ)グループ会長(69)が、14日頃帰国するものと見られる。

12日、金氏側によると、海外逃避生活をして5年8ヵ月目になる金氏は、すでに韓国と近い東南アジアに来ており、特別なことがなければ14日午前、仁川(インチョン)国際空港に到着する予定だと言う。

検察関係者も、「金前会長が今週中に帰国する可能性が高い」と述べた。金氏に対しては海外逃避中だった01年3月、すでに逮捕礼状が出されており、同年5月には所在が把握されるまで、事件の終結を先延ばしにする起訴中止措置が出された。

このため、金氏に対する拘束捜査は避けられない見通しだ。金氏の年齢や健康を考慮しても、粉飾会計など疑惑が重大であるためだ。検察も「法と原則による捜査」を強調している。一部では、金氏は帰国後、検察庁の代わりに病院に運ばれるという話もあるが、検察は「とんでもない話だ」と一蹴している。

保釈・釈放の話も出ているが、保釈は法的に起訴されたあとで可能になる。検察は金前会長に対して可能な拘束期間(20日)を全て使って捜査を行った後、起訴する方針だ。

金氏は帰国した後、発言できる機会は持てるものと見られる。検察関係者は、「記者会見は困難だが、空港庁舍で簡単に立場を説明することまで防ぐ理由ななさそうだ」と述べた。

検察はまず、大宇グループが1997〜1998年に計41兆ウォンの粉飾会計をし、10兆ウォンに達する不法融資を受けたことが、実際に金氏の指示によって行われたのかどうかについて取り調べる方針だ。この部分に対してはすでに最高裁判所の確定判決を受けた大宇グループの元役職員に対する判決文でも確認されており、簡単に捜査が修了するものと見られる。

問題は、金氏が大宇グループの解体を阻止を図る過程で、巨額の秘密資金を提供したという疑惑に対する捜査だ。検察関係者は、「政治資金法違反の疑いは、約3年の時効が終った」としながらも、「金前会長と関わった疑惑については全て確認してみなければならないのではないか」と述べた。

金氏は大宇グループに対するウォークアウト(企業改善作業)が本格化した1999年10月、中国煙台自動車部品工場の竣工式に参加してから行方をくらました後、海外で逃避生活を続けてきており、最近は健康が悪化して療養中であると知られている。

一方、8日出国してイタリア・ヴェネチアに滞在中の金氏の夫人・鄭禧子(チョン・ヒジャ)氏は12日、欧州の他の国へ移動した後、14日に金氏とは別に仁川空港から帰国するものと見られる。



bae2150@donga.com