尹国防相「米、現段階で北朝鮮に先制攻撃の可能性ない」

尹光雄（ユン・グァンウン）国防部長官は８日、「現段階では、北朝鮮に対する米国の先制攻撃や軍事行動の可能性はまったくない」と述べた。

尹長官は同日、ラジオ番組に出演し、米国の北朝鮮に対する先制攻撃の可能性について質問され、「（米国が）韓半島で軍事的な行動を取る際は、必ず韓国政府との事前協議が先に行われるべきだ」として、このように語った。

尹長官はまた、米国が北朝鮮の核施設に対する極秘の先制攻撃計画である「コンプラン（ＣｏｎＰｌａｎ）８０２２」を樹立しているという外信報道について、「『コンプラン８０２２』は確認されておらず、実体のないものと判断している」と述べた。

最近、米国防総省と補完・発展させることで合意したコンプラン５０２９について、尹長官は「コンプランを十分に発展させれば、いかなる事態に対しても事態管理に全然問題ない」と強調した。

尹長官は、北東アジアバランサー論については「周辺国との軍事外交がある水準まで進展してはじめて韓米同盟はシナジー効果を発揮できる。北東アジアバランサー論は、１世紀前の韓国の歴史的環境を考慮した場合、軍事的な力よりは道徳的、倫理的、平和のための価値などにおける韓国の役割を強調したもの」と話した。

尹相虎 ysh1005@donga.com