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金宇中前大宇グループ会長の帰国をめぐって議論拡大

金宇中前大宇グループ会長の帰国をめぐって議論拡大

Posted June. 06, 2005 06:35,   

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金宇中(キム・ウジュン)前大宇(テウ)グループ会長の帰国説が取りざたされている中で、金前会長と大宇の功過をめぐる議論が広がっている。

帰国を喜ぶ元「大宇マン」たちの動きが活発になっている一方、「大宇事態」の被害者らが対策会議を開くことにするなど、「勢力対決」の様相まで呈している。政界でも金前会長に対する評価をめぐって舌戦が繰り広げられている。

金前会長の活動と大宇グループの歴史を紹介しているサイト「ハイ大宇(www.hidaewoo.com)」掲示板には、大宇グループの役職員が金前会長の帰国を控えての感想や“大宇人”の力量の結集を促す書き込みが相次いで上がっている。

大宇グループ解体当時、グループ構造調整本部長を務めていた鄭周浩(チョン・ジュホ)大宇人会会長は、「金宇中会長の帰国ニュースに際して」というタイトルの書き込みを通じて、「大宇に対する功と過が正しく評価されるように力をかしてほしい」と元役職員たちに訴えた。

しかし、大宇グループの元系列会社の小額株主らが会員になっている「大宇被害者対策委員会(対策委)」はポータルサイトのDAUMにホームページ(cafe.daum.net/daewoojuju)を立ち上げて、10日、緊急の対策会議を開くことにした。

対策委側は、「被害者が一堂に会して共同声明を採択し、これからの対応計画を話し合うことにするとともに、被害事例なども集めるための会合だ」と説明した。

先月中旬、ベトナムで金前会長に会った与党ヨルリン・ウリ党の金鍾律(キム・ジョンリュル)議員は4日、ラジオ番組に出演して、「大宇事態に対する国民の感情が変わっていないだけに、(金前会長が)国民の心の傷を癒すことのできる誠意があり納得できる先行措置、つまり謝罪と法的責任を負う姿を見せなければならないと考える」と述べた。金議員はまた、「赦免などはその後、一般の基準に従って判断する問題だ」とつけ加えた。

かつて大宇経済研究所長を務めた野党ハンナラ党の李漢久(イ・ハング)議員は同日、ラジオ番組で「金前会長は早く帰国して自ら再評価を受けて、大宇グループも再評価を受けなければならない。功過を正しく再評価してもらう契機を持つのが重要だ」と述べた。

李議員は、「国民が判断する問題だが、(再評価が行われば)国民が十分赦免に同意するものと考える。現代(ヒョンデ)、LG、三星(サムスン)グループの会長より、(金前会長が)より深刻な政経癒着をしていたのかどうかについても考えなければならない」と述べた。

これに対してウリ党の張永逹(チャン・ヨンダル)常任中央委員は自分のホームページを通じて、「政界は今『金宇中思慕歌』を歌うような時ではない」と強く批判した。同氏は、「金前会長が国民に数十兆ウォンの借金を残して長期間無責任な逃避生活を送った後、何気なくムードに乗って復帰しようとしている。彼が財界人の中で政界に一番多くの金を撒いた人だといううわさも、はっきりさせなければならない」と指摘した。



朴重鍱 尹永燦 sanjuck@donga.com yyc11@donga.com