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大韓航空、黄教授にファースト席の無料利用券 提供

大韓航空、黄教授にファースト席の無料利用券 提供

Posted June. 04, 2005 06:36,   

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大韓航空が黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授に、10年間国内と国際の全航空路線の最上位クラスを乗り放題で利用できる無料航空券を提供した。さらに無菌の豚をはじめ、子牛、体細胞など、さまざまな研究用試料の輸送にも役に立つ特典を与える予定だ。

大韓航空の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長は3日、ソウル中区西小門洞(チョング・ソソムンドン)の大韓航空ビルで黄教授に同様の内容を盛り込んだ研究活動の後援証書を渡した。

大韓航空は黄教授に対し、空港での搭乗手続きを職員に手伝ってもらい、空港ラウンジの利用ができるなどの最高のサービスを提供することになる。配偶者連れの搭乗の際にも同じサービスが受けられる。

黄教授は昨年は約20回海外出張し、今月だけで5回の海外出張が予定されている。今年末までさらに40回ぐらいは出張しなければならないなど、1年の3分の1を海外の研究室で過ごす。

黄教授は「これまではエコノミー席ばかりだったが、初めてファースト席やビジネスク席も利用できるようになった。ファースト席で研究をさらに頑張って国民に『特等席』の研究結果で応えたい」と話した。黄教授は年間数十億ウォンの財政支援を受けているが、研究費には海外出張の旅費が限られており、いつもエコノミー席を使っていた。

無料航空券の提供期間が10年になっていることについて黄教授は、「研究成果が出せなければ、返上しろという意味として受け止め、10年後にも支援が受けられるよう頑張る」と冗談まじりで話した。これに対し趙会長は「10年後には自家用飛行機で外遊してくださいといういう意味だ」と返した。

大韓航空は、2002年ヒディンク前サッカー韓国代表チーム監督には国際線の全路線で4年間の無料利用を、俳優のペ・ヨンジュンさんには昨年、韓国〜日本の全路線で3年間の無料利用を認めている。



孫曉林 aryssong@donga.com