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韓日のにらみ合い、33時間ぶりに収束に

韓日のにらみ合い、33時間ぶりに収束に

Posted June. 03, 2005 06:33,   

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77t級のアナゴかご漁船である「シンプン号」の引渡しをめぐる海上対峙が、2日午前11時半、両国政府の合意でようやく解決された。韓国の警備艦と日本の巡視船艇が蔚山(ウルサン)の沖合いでにらみ合いが始まった1日午前2時以来、33時間ぶりのことだ。

両国政府は同日、日本側が巡視船艇を引き揚げ、韓国側がシンプン号の船長(チョン・ウクヒョン・38)を取り調べ、国内法の手続きにのっとって処理する方向で最終合意したことから対峙が解除された。

これを受け、シンプン号船長は日本側の排他的経済水域(EEZ)に入って立ち入り検査に応じずに逃走した事実を認める書類を書いた。また、シンプン号の船主は日本の関係法令違反の担保金50万円(約480万ウォン)を支払う保証書をまとめ、日本側に渡した。

違反担保金は不法操業問題とは関係なく、日本当局の停船命令に応じずに逃走した違法行為によるもので、これに対する日本側の管轄権を象徴的に認めた結果だと政府の関係者が説明した。

蔚山のパンチョルコッから東南方へ16マイル(25.6km)の海域でにらみ合いを続けていた韓国の警備艦と日本の巡視船艇13隻は、シンプン号側の逃走事実を認める書類と保証書が日本側に伝わった直後である同日午後5時ごろ、いずれも自国の沿岸に引き揚げた。

これに先立ち、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は同日午前、「シンプン号事件を韓日両国の相互主権と利害を尊重しながら合理的に解決すべきだ。とりわけ、双方の交渉過程が感情的な対立に発展しないように」と指示した。