夫と浮気した女性に、電話で「不倫の事実を暴露し、恥をかかせる」と脅迫した妻に対する控訴審で、裁判所は無罪を言い渡した。
ソウル中央地裁・刑事控訴第5部(部長判事:金善恵)は30日、夫の不倫相手であり、夫の会社の部下社員である女性を脅迫した疑い(情報通信網の利用促進および情報保護などに関する法律違反)で起訴されたA被告(42)の控訴審で、原審をやぶって、25日無罪を言い渡した、と伝えた。A被告は03年9月、夫と約3年間浮気をしたB(26)からかかってきた電話に出て、「生き埋めしてやる」というなどの暴言を吐いた。
A被告は、B氏を脅迫した疑いで起訴され第1審で「身に危険を感じるほどの言葉で脅迫した」との事実が認められ有罪判決を受けたが、控訴した。判決は「A被告が恐怖を与えるほどの言葉で脅迫したのは事実だが、家庭破たんを防がなければならない状況にいたA被告としては、年下のBを訓戒するためのものだっただけに、無理なレベルのものではなかった」と指摘した。
全芝星 verso@donga.com