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ノーベル賞の大江健三郎が来韓

Posted May. 24, 2005 03:24,   

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ノーベル文学賞を受賞した日本の元老作家の大江健三郎氏(70)が23日、「日本政府や与党、財界が、戦争禁止を明文化した憲法を改正しようとしているが、憲法を変えれば取り返しのつかない事態を招く」と警告した。

ソウル国際文学フォーラムに出席するために来韓した大江氏は同日、ソウル世宗(セジョン)文化会館で開かれた記者会見と、本紙との企画対談で「憲法を改正すれば、戦争と軍備備蓄が可能になる」として、このように述べた。

1994年にノーベル文学賞を受賞した大江氏は、「日本は戦争を準備する方向に進む可能性が高い」とし、「憲法改正の動きに反対するために、7月に1万人規模の集会を開く」と話した。

そして、「憲法改正の動きに反対する日本内の市民運動である『九条の会』の地方巡回講演に、これまで約2万5000人が参加し、全国で1500の小さな集会が作られた」と話した。

大江氏は、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が今年の3・1節の記念演説を通じて、『日本の知識人は過去を反省して未来に進まなければ、過去の束縛から抜け出すことができない』と言ったが、全面的に共感する。日本の知識人の一人として、そのような要求に応えるために努力する」と述べた。



權基太 kkt@donga.com