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崔熙燮は笑い、朴賛浩は泣いた

Posted May. 11, 2005 23:18,   

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「ビック・チォイ」こと崔熙燮(チェ・ヒソプ、26、LAドジャーズ)選手が逆転決勝本塁打を放ち、自分の存在を改めてアピールした。その半面、シーズン3勝を狙っていた「コリアン特急」こと朴賛浩(パク・チャンホ、32、テキサス・レンジャーズ)投手は勝利を目の前で逃した。

崔熙燮は11日(韓国時間)、ブッシュスタジアムで行われたセントルイスとの遠征試合で2番ファーストで先発出場し、6—7でリードされた6回、逆転3点本塁打を放って9—8で勝利したチームを牽引した。4日ぶりのシーズン6号本塁打。

ジム・トレイシー監督の「プラチューンシステム(相手投手によって左利き打者と右利き打者を交互に起用するシステム)」のため9日から2日間ベンチを守らなければならなかった崔熙燮は、この日、四球一つを含めて4打数2安打4打点の好成績で心の苦労を発散させた。打率は2割6分9厘から2割8分へと上げた。

1回無死2塁で相手先発のマット・モリス投手からセンター前のタイムリーヒットを奪ってチームに先制点を叩き出した崔熙燮は、4回と5回、二回目と四回目の打席では空振り三振と四球だった。

同日の最も劇的な場面は6回。3—7で立ち遅れていたドジャーズが6回に入って3点を上げて6—7まで迫り、2死1、2塁の追加得点の可能性のある状況で打席に立った崔熙燮は、入れ替えられたばかりのキャビン・ジャべス投手と対決した。崔熙燮は3球目の変化球を打ち、ボールは大きな円を描きながら観衆席に吸い込まれた。

崔熙燮が笑ったとき、その半面で朴賛浩(パク・チャンホ)のほうは、不幸に泣いていた。朴賛浩はデトロイト・タイガースとのホーム試合に先発登板して5回まで無失点で好投したが、4—0でリードしていた6回で4失点し、勝利を逃した。6回2死まで5奪三振、8被安打、1四球、4失点。3勝1敗を維持し、平均自責は4.99に上がった。

6回、先頭打者の3番カルロス・ギーエン選手とロンデル・ホワイト選手に連続安打を許し、無死1、2塁の危機を招いた朴賛浩は、安打をさらに2本奪われて2失点した後、2死2、3塁でマウンドを降りた。リリーフに出たダグ・ブロケイル投手が連続安打を許したため、朴賛浩が送り出した打者が全員ホームを踏んだ。

朴賛浩は同日、2回2死後、ラモン・マルチネス投手の投球を足で防いだ後、飛び上がったボールを素手で取って1塁に送球しアウトさせる「名場面」を演出し、観衆の喝采を浴びた。

一方、朴賛浩は「今年の再起選手賞」の候補に取り上げられている。「MLB.com」のダグ・ミラー記者は同日、「朴賛浩が今年から巨額の契約金に似合う活躍をし始めた」とし、朴賛浩をア・リーグの「今年の再起選手賞」候補4人のうち1人に取り上げた。



kimsk@donga.com