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米、北朝鮮の核実験の徴候を感知

Posted May. 06, 2005 23:20,   

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北朝鮮の核実験予定地と推定される咸鏡北道吉州(ハムギョンプクト・キルジュ)地域に高官のための視察台(reviewing stand)が建設され、地下トンネルに核実験後の入口封鎖用と見られるコンクリートが搬入されているのが目撃されたと、ニューヨーク・タイムズ紙が6日付で報じた。

同紙は、米政府関係者が、「昨年10月以来、偵察衛星を通じて北朝鮮の核実験準備と見える活動を観察してきたが、最近数日間に探知されたものほど、進展した準備状況を見たことがない」と話したことを伝えた。この関係者はさらに、「問題のトンネルは、98年にパキスタンが核実験の際に使用したものと似ている」と話した。

ホワイトハウスは特に、98年の北朝鮮のテポドンミサイル発射当時に目撃されたものと同じ視察台が、核実験場所と疑われる所から数マイル離れた地点に建設されたという事実を注目していると、同紙はつけ加えた。

さらに、「(いくつかの徴候が)急速かつ広範囲な核実験準備の状況を示しているようだ」と分析した。

同紙は、北朝鮮のこのような動きに驚いた米国が、韓国、日本などの同盟国に状況を詳しく説明し、核実験の政治的意味に備えるように注意を喚起したと伝えた。しかし、一部の米政府関係者は、北朝鮮が米国を圧迫するためにまやかしを使っている可能性もあると見ていると、同紙はつけ加えた。

一方、ブッシュ米大統領は5日、中国の胡錦涛国家主席と電話会談をし、北朝鮮の核問題に憂慮を表明したと、ホワイトハウスのマクレラン報道官が明らかにした。

マクレラン報道官は、「ブッシュ大統領と胡主席は、北朝鮮問題と6者協議の重要性について話し合い、韓半島の非核化に向けて継続して協力することにした」と述べた。米中首脳間の電話会談で、「北朝鮮の核実験問題が話し合われたかどうかは、確認されていない。



maypole@donga.com