打ち上げ延期になったディスカバリー

米国フロリダー州のケネディ宇宙センターの宇宙往復船発射台前にディスカバリー号の打ち上げを祝う横断幕がかかっている。しかし米国民はディスカバリーの打ち上げを祝うために、さらに２ヵ月を待たなければならなくなった。米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は先月２９日、ディスカバリーの燃料タンクを調査するため、当初５月に予定していた打ち上げ時期を７月に延期することを発表した。マイケル・グリフィンＮＡＳＡ長官は、先月２９日の記者会見で「宇宙往復船を発射する際に、燃料タンクから危険なカケラが落ちるのを防止するためには、さらに時間が必要だ」とし、「ディスカバリーの打ち上げを２ヵ月延期することにした」と述べた。