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どんなデザインが惹かれますか

Posted April. 08, 2005 23:11,   

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▲競争〓市場調査機関である米ガートナー社によると、昨年第4四半期(10〜12月)にモトローラは15.4%のマーケットーシェアで、フィンランドのノキアに次いで、世界の携帯電話部門2位を占めた。三星(サムスン)電子は3位に押された。当時、専門家たちはモトローラが2位を取り戻したのはレーザーのおかげだと分析した。

レーザーは、昨年第4四半期に100万台以上売れた。実績も実績だが、景気のいい時期はもう終わったのではという憂慮が出たときに、モトローラというブランドイメージを欧州と米国市場に再び確認させた点が大きい。

販売の実績だけを見れば、三星電子のブルーブラックフォンがリードする。去年11月、欧州に初登場した後、4ヶ月で300万台が売れた。三星電子のベストセラーモデルである「李健熙(イ・ゴンヒ)フォン」と「ベンツフォン」が200万台を突破するのに、それぞれ7ヶ月と5ヶ月がかかったことを勘案すれば、すさまじい勢いだ。

受賞の実績も追い越したり追い越されたりする。

ブルーブラックフォンは2月、フランスカンヌで開かれた「3GSM世界会議」で「最高製品賞」を受賞した。当時レーザーと最後まで熾烈な競合を繰り広げたという話だ。レーザーは1月後の先月17日、英国ロンドンで開かれた「モバイルニュースアワード2005」で「最も革新的な製品賞」を受賞した。

▲デザインの力〓ブルーブラックフォンは世界的なファッション雑誌であるエスクァイア2月号に「インスピレーション(霊感)を与える技術」というタイトルで紹介された。ファッション雑誌に携帯電話の記事が掲載されたのは、非常に異例なことだ。その位スタイルが認められたわけだ。

携帯電話のカラーに青みを帯びた黒い色を初めて取り入れたのをアピールした。画面を押し上げるスライド方式で手のひらに収まるほどに、大きさもスリムだ。

レーザーは、世界で一番薄い携帯電話だ。「剃刀の刃(Razor)」という名前がぴったりだ。フォルダを開ければ大きな画面が現われる。キーパッドをエッチングで刻み込む方式を採択して厚さを薄くすることができた。700万画素級のカメラがついた携帯電話が発表されるというのに、レーザーは30万画素カメラがついていてあまり機能がない。それにもかかわらず、よく売れる理由は優れたスタイルのおかげだ。

▲韓国市場では?〓韓国を含めて先進国の携帯電話市場はほとんど飽和状態だ。今までカラー画面、カメラ、小型化で顧客を惹きつけたが、機能中心の販売戦略が限界に達したとの分析が出ている。デザインがもっと重要になるのはそのためだ。

三星電子・情報通信部門の首席デザイナーであるファン・チャンファン部長は「市場ごとに携帯電話を選ぶ基準が違う」と指摘した。

米国は実用的ながら無難なデザインを好んで、欧州はスタイルが優れた製品が好きで、やや保守的な面もある。デザインだけをみれば韓国市場は欧州と似ていると言う。

韓国の消費者は難しい。デザインだけではなく機能にも敏感だ。それで、韓国に入ってくるレーザーはカメラを100万画素級にグレードアップした。

モトローラコリア・マーケティングチームのチョ・ジュヨン常務は「レーザーが技術とスタイルに敏感な国内消費者たちに良い反応を得るものと期待する」との見解を明らかにした。



smhong@donga.com