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「油田疑惑」ロシアの開発会社の実態は…

「油田疑惑」ロシアの開発会社の実態は…

Posted April. 06, 2005 23:07,   

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鉄道庁(現・韓国鉄道公社)傘下の鉄道振興財団にサハリン6油田開発業社であるペトロサフを売却しようとした、ロシアのアルファエコ社の正体に国内外の関心が集まっている。

6日、ロシア財界に詳しい消息筋は「アルファエコは、ロシア最大の財閥であるアルファグループの持ち株会社」だと明らかにした。

アルファグループは、最大民間銀行であるアルファバンクを含めたロシア3位の石油会社で、ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)と合弁会社であるBP—TNKや、第2、3位の移動通信会社であるヴィムペルコムとメガフォンなどをそれぞれ系列社に抱えている。トップであるミハイルフリードマン会長は、フォーブスの調査によればロシア内で第2位の富豪だ。

1991年に設立されたペトロサフは、元々サウジアラビアの小規模油田開発会社だったが、アルファエコがサハリン6油田開発事業参加のために2000年頃持ち分95%を引き受けた。ペトロサフはロシア国営石油公社であるロスネプティとそれぞれ50%ずつを分けて、サハリン6事業の持ち分を確保した。

しかし、2、3年前からロシアエネルギー業界ではアルファエコがサハリン6事業に興味を失い、ペトロサフを売却しようとしているとの噂が流れた。

サハリン6は、原油埋蔵量が150万t程度で9個のサハリンエネルギー事業のうち、一番規模が小さいうえに、ようやく探査水準となって事業の進行速度も鈍い。さらにエネルギー事業の国有化を推進しようとする政府の牽制で意欲を失ったアルファエコはペトロサフの引き受け企業を探しており、ここに「引っかかったの」が鉄道公社だとの分析だ。

最近にはペトロサフが鉄道公社との売却契約が無効になった後、すでに他の会社に秘密売却したという説まで出回った。サハリンの州都、ユジノサハリンスクに本社を置いたペトロサフは、1994年からサハリンで精油工場を運営しているが、最近外部との連絡が途切れてこのような疑惑を増幅させている。

モスクワに本社のあるアルファエコも今回の事件後、マスコミとの接触を避けている。



kimkihy@donga.com