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労組不正捜査、全国の大手企業労組に拡大

労組不正捜査、全国の大手企業労組に拡大

Posted March. 17, 2005 22:34,   

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釜山(プサン)港運労組の不正に対して検察の大々的な捜査が行われているなか、自動車と纎維、金融機関など大手企業労組の不正に対する検察の捜査も、全国的に進められていることが確認された。

検察は、労組を相手に企画捜査をするのではなく、各検察庁や支庁が独自に捜査していたが、偶然重なることになったと話した。

一部には労組が権力化して腐敗したため、自然に出てきた現象だと指摘するむきもある。

▲全国港湾運送労組への捜査〓最高検察庁公安部(姜忠植部長)は最近、全国の第一線検察庁に各港運労組の動向を把握せよという公文書を送ったと、17日に明らかにした。検察は不正にかかわった労組幹部らを全員刑事処罰することにした。

釜山地検特捜部(金鐘魯部長)は同日、緊急逮捕した釜山港運労組委員長の朴イソ氏(60)と厚生部長の朴某氏(44)に対して逮捕状を請求することにした。二人は労組連絡事務所建設の過程で、工事費を水増し策定し、建設業社から2億5000万ウォンの賄賂を受け取った疑いだ。

これに先立ち、検察は同じ労組副委員長のポク某氏(53)と総務部長の李某氏(45)ら3人を拘束した。検察によると、朴委員長には李氏が建設業者から受け取った2億ウォンのうち、1億ウォンが渡されたという。

また検察は、労組幹部8人に対して追加で法務部に出国禁止を要請した。これによって今度の事件に出国禁止となった労組関連者は13人に増えた。

検察は、労組幹部らが1997年に完工した労組福祉会館の建設過程で、数十億ウォンを横領していた疑惑と採用及び人事のたびにお金が渡された疑惑に対して全面的に捜査する方針だ。

釜山地検の東部支庁も、釜山港運労組の不正と関連して就職希望者から採用名目で1700万ウォンを受け取った釜山航運労組・第2冷凍連絡所班長のチョン某氏を1月22日に拘束して、引き続き調べている。

仁川(インチョン)地検公安部(李明宰部長)も、仁川港運労組の前・現職幹部らが一般組合員と就業希望者などを相手に、採用と昇進に努める見返りに巨額を受け取った事実を明らかにして、前組職部長のチョン某氏ら4人を拘束して、8人を在宅起訴したと17日明らかにした。

チョン氏は組合員5人から採用や昇進の名目で2001年から最近まで、5900万ウォンを受け取った疑いだ。

▲同時多発的な労組不正捜査〓港運労組の不正以外にも労組の各種不正に対する検察の捜査が進められている。

ソウル南部地検は最近、ある自動車労組が協力業社から渡たされた億ウォン台の資金を、労組の活動費に使用した情況をつかんで調べている。

釜山地検は5日、全国纎維流通労組連盟の釜山・慶南(キョンナム)地域本部長のペク某氏を背任収賄の疑いで拘束した。ぺク氏は組合員の教育を斡旋する見返りとしてインターネット業社から1億3000万ウォン余りを受け取った疑いだ。

済州(チェジュ)地検は先月26日、全国自動車連盟の済州(チェジュ)地域労組委員長のチョ某氏を横領の疑いで拘束した。チョ氏は2000〜2004年、済州道庁から支援された補助金2億7000万ウォンを横領した疑いだ。

水原(スウォン)地検平沢(ピョンテク)支庁は先月16日、協力会社に指定するという名目で1億1000万ウォンを受け取った双竜(サンヨン)自動車の労組幹部2人を拘束した。

また、ソウル西部地検は先月15日、労働組合費2億2000万ウォンを横領した疑いで国民銀行労組の金前委員長を拘束した。



石東彬 jin0619@donga.com mobidic@donga.com