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福を呼ぶ風水紀行

Posted March. 11, 2005 22:43,   

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「風土が新陳代謝に及ぼす影響はこの上なく大きい。場所と風土を間違って選択すれば、自分が志向する目的を果すことができない」。

これは風水学者の言葉ではない。「神は死せり」と言った哲学者、ニーチェの言葉だ。「風水」を分かっていたはずがないのに、ニーチェは「私はどうしてこんなに利口なのか」という文章で、自分が天才である理由の一つとして「場所と風土」を言及した。

この本は、地とその地に住む人々がどのように連関されているかをみせてくれる。独文学博士であると同時に、風水術家である著者は、現場踏査と考証を通じて、個人、集団、国家など多くの主体が利益の極大化のため、土地をどのように利用してきたのかを説明する。

風水に対する明成(ミョンソン)皇后の執着で、4回も改葬されたや明成皇后の父親の閔致祿(ミン・チロク)の墓地(忠清南道保寧市)、稜線の片隅にあって山河の精気を受けたという朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の生家(慶尚北道・亀尾市)、うぐいすが木を啄ばむような声の歌手、ソン・デクァンの生家(全羅北道井邑市)など、過去と現在を行き来しながら多様な人物たちと連関された風水を解く。

詳細な写真と地図を載せ、家族と一緒に風水旅行ができるように構成したのも、この本の長所だ。



zozo@donga.com