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「催促と集中」

Posted March. 10, 2005 22:20,   

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「3月に北朝鮮の核問題をめぐる6者協議を開催し、北朝鮮が出席しない場合、残り5ヵ国は会談決裂の責任を北朝鮮に問う共同声明を発表せよ」。「北朝鮮の核兵器開発の現況を一目りょう然にまとめた米政府の公開白書を発刊せよ」。

米国の保守勢力を代表するシンクタンク「ヘリティジ財団」が、ブッシュ政権に具体的な対北朝鮮政策を助言した。ヘリティジ財団が、行政府内外の韓半島関係者あてに9日、発送した内部報告書(memorandum)の基調は、「督促と集中(Urge&Focus)」。

ブッシュ政権の韓半島関連政策担当者と米議会当局者に少なくない影響力を行使しているヘリティジ財団が、北朝鮮の核保有宣言と6者協議中断宣言(今年2月10日)以降の状況をまとめて提示した報告書である点が注目されている。報告書は韓半島担当のバルビナー・ファン研究員が作成した。

▲督促〓報告書は、ひとまず韓国、日本、中国、ロシアに対して6者協議の3月開催を促すようにと勧告している。仮に北朝鮮が協議に出席しなかった場合、残り5ヵ国は共同声明を通じて、北朝鮮に会談が進展できずにいる責任を問い、その次の段階の諸措置をはっきりと公表せよとしている。

報告書は「次の段階の諸措置」も具体的に提示している。ひとまず、米国が積極的に出て、北朝鮮と外交関係を結んでいる豪州・カナダ・欧州連合(EU)諸国を動かし、各国が北朝鮮の核兵器開発計画を非難する共同決議文に署名するよう積極的に勧告すると言うのだ。

報告書は「それでも北朝鮮が協議に臨まない場合、これらの国家に、北朝鮮との外交関係を清算するよう勧告する」と提案した。同時に、ブッシュ政権は国連安全保障理事会が対北朝鮮決議文を採択するように働きかけるべきだと督促している。

▲集中〓報告書は、北核の実像をめぐる疑問と混線を終息させることに集中しなければならないと主張している。韓国と中国、ロシアは、北朝鮮の濃縮ウラン計画について、米国とは隔たりを見せており、むしろプルトニウム問題に集中しているのが現状だ。そのためブッシュ政権は、北朝鮮の核兵器開発の現況を一目りょう然にまとめたホワイトハウス白書を発刊しなければならないと言うのだ。



金正眼 credo@donga.com