日本の首相をはじめとする政府高官らが、植民支配時代に強制徴用された韓国人の遺骨送還問題と関連し、1979年以降、5回にわたって送還を約束したにもかかわらず、依然として履行せずにいることが分かった。
85年8月6日、当時の中曽根康弘首相は、被爆者追悼式に出席するため広島を訪問した際、「在日朝鮮人被爆者協議会」(会長:イ・シルグン)など原爆被害団体が出席した懇談会で、「戦争中に日本が韓半島のすべての人々にご迷惑をかけた」とし、遺骨の実態調査と早期返還を約束したことがある。
当時、イ会長らが返還を求めた遺骨は、埼玉県所沢の金乗院に保管されていた10体だった。中曽根元首相のこうしたコメントは、当時の地域紙に載せられた記事を通じて確認された。
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