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「わざと負けてくれたのか」「今度は絶対勝ってやる」

「わざと負けてくれたのか」「今度は絶対勝ってやる」

Posted February. 21, 2005 23:02,   

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「観客を楽しませるため、わざと負けてくれたのではないか」(金浩哲監督)

「とんでもない。今度は絶対勝ってやる」(申致容監督)

20日、プロバレーボールの開幕戦で、「無敵艦隊」の三星(サムスン)火災を相手に、3−2の爽やかな逆転勝ちをおさめた現代(ヒョンデ)キャピタルの金浩哲(キム・ホチョル)監督(50)。試合が終わるやいなや駆け付けた所は三星のベンチ。彼が上気した表情で立っている申致容(シン・チヨン)三星監督(50)に、「君、ファンを集めようとわざと負けてくれたんだろう」と声をかけると、申監督は、「とんでもない。実力だ」と答えた。

2人は「40年来の知己」で、たまには一緒に焼酎を楽しむ親しい間柄。しかし、コートでは必ず倒さなければならないライバルだ。選手時代から今まで、「永遠のライバル」としてプライドをかけて競争を繰り広げてきている。

試合後、「現代の変わった点はどんなところか」と言う質問に申監督は、「バレーボールでは急激に変わるのがない。現代の長身壁に押されただけで、二度は負けない」とそれとなく金監督をけなした。これに対し、金監督も、「バレーボールにはあまり変わりがない」と相槌を打ちながらも、「三星に1回勝ったから、これからはずっと勝てる」と自信した。微笑みながら優しい声で言ったものの、2人とも心中は刀を隠していた。

両監督は正面対決を控え、冬の間、選手たちを厳しく訓練させた。ふたを開けてみると、一応は金監督の判定勝ち。

しかし、初ボタンを締めただけだ。冬季リーグ8連覇を成し遂げた申監督と、その友達に勝って晩年2人者の悲しみを払い落とした金監督の対決はこれからがスタートだ。

両監督の冷めない「ライバル意識」に喜色でいっぱいなのは、韓国バレーボール連盟(KOVO)だ。熱狂するファンを見て、プロバレーボールの希望を発見したからだ。次は申監督の反撃か。あれこれと盛りだくさんで、今年のプロバレーボールは面白くなった。



梁鍾久  yjongk@donga.com