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韓国気象庁、米NASAの今夏気象展望に反論

韓国気象庁、米NASAの今夏気象展望に反論

Posted February. 14, 2005 22:36,   

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気象庁(申慶燮庁官)が、今年が気象の観測を開始した19世紀末以来一番熱い年になるだろうと予測した米国航空宇宙局(NASA)の展望に対して挑戦状(?)を突きつけた。

気象庁は今年が、20世紀最高の気温となっていた1998年(年平均14.59度)より熱い年になる可能性があるという、NASA・コダル宇宙研究所のジェイムズ・ハンセン博士の主張に対して14日「今年上半期には、地球の気温を上げる大型エルニーニョの発達可能性が低いものと予想される上、下半期以降は予測自体が難しいのだから、そのように言い切るわけにはいかない」と疑問を持ちかけた。

朴正圭(パク・チョンギュ)気候予測課長は「ハンセン博士の主張は『地球エネルギーの不均衡』学説に基づいているが、これはまだ学会の検証を経ていないものだ」と付け加えた。

朴課長はまた「これから、地球の平均気温が上昇傾向を見せるのは間違いないが、これが直ちに夏季の気温上昇や猛暑を意味するわけではない。年平均の気温上昇は、夏場には水分の蒸発量増とこれによるにわか雨につながり、地表面が冷却するためかえって気温がさらに低下しうる」と説明した。

とりわけ、韓半島の場合は全地球の平均気温の上下とたいしたかかわりがないものと観測されており、たとえ今年が一番熱い年に記録されるとしても、韓国の今年の夏季が史上最高の猛暑になるとは限らないという。



河宗大 orionha@donga.com