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徳寿宮跡地に米大使館建設できない

Posted January. 21, 2005 23:08,   

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ソウルの米国大使館と大使館職員寮の新築予定地だった△ソウル中区貞洞(チュング・チョンドン)1−8番地(以前の京畿女子高の敷地・4500坪余)△同1−39番地の「俄館播遷(アグァンパチョン・高宗と太子がロシア公使館に避難した事件)通り」の付近(約3300坪)——など合わせて約7800坪が、文化遺産の保護のために保存されることになった。

これで2002年5月、米大使館が旧京畿女子高の敷地に新しい大使館(地上15階)と職員寮(8階)を建設する計画を確定し、文化財研究所に試掘を要請した後、3年間にわたって行なわれてきた議論が終結した。文化財委員会は21日午後、景福宮(キョンボックン)内の旧国立中央博物館・会議室で、建造物文化財分科・史跡分科・埋蔵文化財分科・文化財制度改善分科の4分科による合同会議を開き、このように決めた。

文化財委員会の鄭良謨(チョン・ヤンモ)委員長は「文化財指標を調べたところ、この一帯は、ソン源殿(ソンウォンジョン)、興徳殿(フンドクジョン)と興福殿(フンボクジョン)、サソンダンなど慶運宮(キョンウングン=徳寿宮)の重要な宮殿・楼と、俄館播遷通りなど大韓帝国時代の歴史を証明する歴史的かつ文化的な場所であり、傷付けず保存するのが妥当だ、との結論が出た」と発表した。

鄭委員長は「この日の出席者らは今後、米国側との円満な合意を経て、この敷地が韓国に返還されれば、即時、史蹟に指定した上で精密な調査と考証を行い、なくなった宮殿・楼を復元することを政府に勧告することで意見が一致した」と付け加えた。

これに先立って昨年5月、韓米両国は「米国は、自国所有である旧京畿女子高の敷地約7800坪を韓国側に返還する代わり、韓国側は竜山(ヨンサン)基地内『キャンプ・コイナー』の敷地2万4000坪余を新築する米大使館の敷地として提供する」ことで合意している。



權宰賢 confetti@donga.com