プロバスケットボールＫＣＣの李サンミン（３３）。三十を過ぎた年に結婚７年目の二人の子供の父親だ。このぐらいになると、バスケットボールファンの関心の対象から外されてもおかしくないはず。しかし、彼は相変わらず人気トップである。
李サンミンは２１日、韓国バスケットボール連盟（ＫＢＬ）が発表したオールスターベスト５最終集計で計１０万６１３票を得て、２位のソ・ジャンフン（６万７６１１票、三星）、３位金スンヒョン（６万７５８０票、オリオンズ）を引き離して、オールスターファン投票が実施されて以来、４年連続最多得票を記録した。
３０代中盤を目の前にしているおじさん選手。こうした李サンミンの魅力は何だろうか。
「正直言ってよく分からないです。昨年、ミニホームページを開いて閉鎖したことがあるんですが、何もかも公開するよりはベールに包まれている側面があることに神秘感を感じているようですね」。李サンミン本人は、「私について少しずつ知っていくのが楽しいと言ってくれるファンが多いです」と話した。
奥さんの李ジョンウン氏が見るにはどうだろうか。李氏は、「決定的な瞬間に３点シュートやアシストで逆転させるプレーが印象的だ。また２０年以上バスケットボールをやっているが、最近も敗れた日には電話をして長々しく試合の内容を説明するほど、勝負に対する熱情が強い。こうした点が受けているのでは」と話した。
チームの仲間のピョ・ミョンイルと熱烈なサポーターの朴ミヨン氏の分析もほぼ同じだ。李サンミンのバックアップガードのピョ・ミョンイルは、「自信に満ちている無駄のないシンプルなプレーを展開するすっきりしたイメージを」、「李サンミンを応援する人々の集まり（イウンサ）」のメンバーの朴氏は、「緊迫した状況でも興奮しないで解決するカリスマ」を人気の秘訣に上げた。
するとそれだけなのだろうか。朴氏は、「李サンミンは女性ファンの間で非常に好感度の高い顔だ。鼻がとても素敵だとみんな言っている。肌も白い方で若くて生き生きとして見えるので、若い学生にも人気が高い」とつけ加えた。そういえば李サンミンのニックネームが「酸素のような男」ではないか。
人間的に気の利くところも魅力ポイント。奥さんの李氏は、「私が調子が悪ければ、朝おかゆを作っておき、ゆっくり休んでというメモを残して、子供たちをつれて出かけたりもする。私の誕生日がシーズン中なので、一緒に過ごしたことがほとんどないが、いつも誕生日の０時になると、電話をかけ、一番先にお祝いをしてくれたりする」と述べた。
李サンミンは自分に集中される関心が負担になるらしく、「世代交代のため、私に代わる新しいスターが早く出なければならない」と話した。しかし、李サンミンのファンカフェのメンバーは、今年に入って昨年に比べて２倍近く増えた。これぐらいになると「おじさん万歳」だ。
李元洪 金鍾錫 bluesky@donga.com kjs0123@donga.com
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