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「タルブィジオの奇跡」の再現を狙う! 韓国スキージャンプ

「タルブィジオの奇跡」の再現を狙う! 韓国スキージャンプ

Posted January. 11, 2005 22:58,   

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「タルヴィジオの奇跡」

2年前、イタリア・タルヴィジオで開催された第21回冬季ユニバーシアード大会で2つの金メダルを取った韓国スキージャンプチームを人々はこういうふうに呼んだ。当時、韓国スキージャンプは登録選手が7人しかいない言葉通り「不毛の地」だったからだ。

しかし、韓国勢はグループ戦の金メダルに次いで個人戦でもカン・チルグがK—90金メダル、K—120銀メダルを獲得した。彼らの劇的なストーリは、「ジャンプ」というタイトルでこのほど映画化が決定された。

オーストリアのインスブルックで行われる今回の冬季ユニバーシアード大会には2年前のメンバーがほとんど出場する。チェ・フンチョル、金ヒョンギ、カン・チルグはタルヴィジオ大会に出場しており、チェ・ヨンジクの代わりに国家代表候補のヒョン・ヒョング(以上、韓国体育大学)が入った。

休学中の選手は出場できないという国際大学スポーツ連盟(FISU)の規定のため、エースのチェ・ヨンジクが出場できないのが痛手となっている。

代表チームのチェ・ドングク監督(43)は電話インタビューで、「チェ・ヨンジクは最も調子に乗っていた選手なので、戦力の損失が大きい。候補のヒョン・ヒョングの器量がやや劣るが、グループ戦は出場選手4人のうち3人の成績のみを合算するため、ほかの選手の活躍を期待している」と話した。

今大会に向けて、代表チームは約2ヵ月間をオーストリア、ドイツ、スロベニアで転地訓練をこなしてきた。2年前より一層アップグレードされた先進技術も身に付けた。

チェ監督は、「前はジャンプ台から跳躍する時に、足を頭の方に早く引き上げる技術が評価されていたが、跳躍の時、足先を余りにも早く引き上げる場合、風の抵抗がより強くなることが最近明らかになっている。上体の線と膝の位置のバランスを一貫して保つことで、跳躍角が大き過ぎないようにする訓練を重点的に行なった」と話した。

スキージャンプチームは13日にK—90個人戦、14日にK—90グループ戦、19日にはK—120個人戦に臨む。



金相洙 ssoo@donga.com