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陸軍人事不正疑惑、予定繰り上げてきょう捜査結果発表

陸軍人事不正疑惑、予定繰り上げてきょう捜査結果発表

Posted December. 23, 2004 22:50,   

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国防部は陸軍将軍進級不正疑惑に対する最終的な捜査結果を当初の予定より4日繰り上げて24日発表する計画だと発表した。

申鉉惇(シン・ヒョンドン)国防部報道官は23日の記者会見で「これまで国防部の検察団が捜査した将軍進級不正疑惑事件の捜査結果を発表し、既に身柄を拘束されている元中佐のチャ、チュ容疑者を位階による公務執行妨害の疑いで起訴する方針だ」と述べた。

これと共に事件の中心人物とされている陸軍本部人事参謀部の李准将に対しても、公文書偽造の疑いで同日在宅起訴するとみられる。

申報道官はまた、「朴ジュボム法務管理官(陸軍准将)が補職解任された軍検察官3名に対する解任撤回を尹光雄(ユン・グァンウン)国防部長官に建議したが、撤回を全く考慮していない」と明らかにした。これに先だって、朴法務管理官は軍警察官の捜査状況の流出事実が不明確であり、マスコミと接触した事実だけで補職解任するのは法的に不当だという意見を伝えたという。

国防部が当初の日程を繰り上げて、急いで陸軍将軍進級不正疑惑の捜査を終結することにした背景には、軍首脳部の危機感が色濃くにじみ出ている。捜査状況の流出などを理由に補職解任された軍警察官が集団反発したことに続いて、軍法務行政の最高責任者の法務管理官まで彼らを擁護する姿勢を示すと、これ以上事態を放置してはならないという決心を固めたものと見られる。

特に、当該軍警察官の上官であり懲戒手続きの責任を持つ朴法務管理官が「反旗」を翻した事に対し、軍首脳部は相当な衝撃を受けたものと見られる。尹長官は22日、朴法務管理官が軍検察官3名に対する解任撤回を口頭で建議すると、「どうして今になってこうした建議をするのか」と述べ、不愉快な心境を隠さなかったという。

しかし、こうした波紋を予想しながら、朴法務管理官が解任撤回を建議したのは、国防部の解任決定に法律的に「深刻な欠陥」があることを確認したためと見る見方が支配的だ。

軍検察官が捜査状況の流出事実を全面的に否認し、補職解任に不服で、国防部を相手に法的対応を公言した状況で、今度の事態が民事刑事訴訟にまで飛び火した場合、国防部に勝算がないという判断を下したという分析だ。

軍内部では国防部が軍警察官を懲戒する法的根拠を見つけられなくて、結局、減給、謹愼、けん責などの軽懲戒で一段落される可能性が高いという観測も出ている。理由はともかく、国防部が軍警察官6名を捜査チームにさらに投入して、「一点の疑惑もない捜査」を覚悟してから3日目にして、急いで捜査を終結させたことに対しては批判を免れ難い。

慢性的な軍人事不正疑惑の実体を国民の前で明らかにするよりは、政界の口利きと内部葛藤によって地に落ちた軍の位相に対す首脳部の責任論も出ている。

国防省のある関係者は、「事態の初期段階から疑惑を徹底的に解明し、軍検察と陸軍の葛藤を厳正に管理できなかった軍首脳部のリーダーシップに甚大な打撃が予想される」と述べた。



尹相虎 ysh1005@donga.com