Go to contents

家電と携帯電話で火花を散らす三星—LG

家電と携帯電話で火花を散らす三星—LG

Posted December. 21, 2004 23:04,   

한국어

▲三星、家電でLGに追いつけ〓三星(サムスン)電子は、世界に先駆けて地上波デジタルメディア放送(DMB)テレビの商用化に成功したと、今月はじめ発表した。この内容が報じられるや、LG電子は「われわれは今年6月にすでに商用化製品を紹介したのに、三星は大げさな言い回しの発表をしている」と反発した。

今年はじめ、三星電子の尹鍾龍(ユン・ジョンヨン)副会長が、生活家電事業部門の舵を直接取り、LG電子に追いつけと意気込んでいる。第1四半期(1〜3月)には600億ウォンの黒字を出して成果をあげたが、第2四半期(4〜6月)は100億ウォン、第3四半期(7〜9月)は90億ウォンの赤字に転じている。

それに対し、LG電子は7〜10%台の営業利益を出しており、デジタルテレビ市場でも確実なシェアを獲得していることから、三星は気の抜ける暇がない。尹副会長は、海外の展示会に足を運ぶと欠かさずLG電子のブースを見て回り、LG電子を睨んだ経営戦略の練り方をするといわれている。

▲LG、携帯電話で三星を追撃〓三星電子の携帯電話部門の営業利益率は、今年第1四半期27.2%から第3四半期13.4%にと落ち込んでいる。世界トップのノキアの攻撃的な値引き政策によるところが大きいが、LG電子の値下げ攻勢も打撃となったというのが三星電子の言い分。

反面、LG電子の営業利益率は、第1四半期3.2%から第3四半期7.2%に高まったが、依然三星の半分ぐらいだ。LG電子の金副会長は最近「製品はこんなに優れているのに、なぜ収益率は三星ほど出ていないのか」と役員・職員たちに強く督励したという。

▲ディスプレー市場のトップ争い〓 LGフィリップスのLCDは最近、市場調査専門機関であるディスプレーサーチに強く抗議した。10インチ以上の大型液晶表示素子(LCD)の11月販売量が、三星電子は307万台、 LGフィリップスは302万台と集計されたが、三星電子が一ヶ月で再び一位を取り戻したという内容のためだった。

LGフィリップスLCDは「 LGの11月の販売量が315万台で、三星電子(313万台)を抜いた」と発表したが、外部機関の調査結果は正反対になっていると異議を唱えたわけ。両社はまた、大型LCDテレビ市場の主導権争いにしのぎを削る見通しだ。三星電子は、40、46インチを、 LGフィリップスLCDは、42、47インチをそれぞれ発売する予定であるため、両社の一騎打ちが予想される。



金斗英 朴重鍱  nirvana1@donga.com sanjuck@donga.com