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チェ・ホンマン、チャ・ギョンマン監督と面談

チェ・ホンマン、チャ・ギョンマン監督と面談

Posted December. 13, 2004 23:32,   

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「契約はまだです。しかし、心はK−1の方へ傾きました」。

「絶対行ってはいけない。彼らは君を利用しようとするのだ。もう一度考えてみなさい」。

LG投資証券シルム団解体発表でばらばらになった選手たちが再び集まった13日午後、九里市仁倉洞(クリシ・インチャンドン)の前LGシルム団の宿所。格闘技K−1舞台に進出するため、日本でK−1の主管社であるFEG側と交渉をして1日前に帰国した「テクノゴリアテ」チェ・ホンマン(24)が、チャ・ギョンマン(45)前LGシルム団監督と対座した。

チェ・ホンマンは、「契約金と対戦料など詳細事項でいくつかの異見を狭めることができず、契約はできなかった。しかし、エージェントが今週中に日本から帰国すれば、具体的な案が出るはずだ。解体されたシルム団の未来は不透明だが、数カ月前からK−1進出を勧めて来たエージェントがあって心が引かれた」と話した。

すると、チャ・ギョンマン監督は、「今は君を中心に新しいシルム団の創立を推進中だ。なのに君が辞めれば、残り15人の選手たちはどうなるのか。苦しい君の心情は理解できるが、考え直して欲しい」と声を高めた。

「ある種目は選手の年俸だけで数十億ウォンに達するのに、シルムは断食座り込みをしても大企業がチーム運営を諦める現実があまりにも悲しくないですか。」「だからといって、シルムの大黒柱である君が格闘技選手になるなんて、とんでもない。」

チャ監督とチェ・ホンマンの面談は結局、平行線を走った。チームを引き受ける企業を捜してLGシルムの命脈を引き継いで行こうというチャ監督。先輩や後輩にはすまないが、もうシルムはうんざりというチェ・ホンマン。彼らの押し問答に、他の選手たちは何も言わなかった。

チャ監督の悩みは他にもある。チェ・ホンマンはこれまでシルムだけをして来ただけに、たった数カ月の訓練でK−1舞台に適応するのは難しいということ。また、韓国シルムの天下壮士が無造作に叩かれ倒されれば、シルムのみならず韓国スポーツの恥さらしになるという心配もある。日本相撲の横綱出身である曙もK−1に転向したが、まだ1勝も収められずにいるのだ。

しかし、面談を終えたチェ・ホンマンは相変らず固い表情。彼は、「K−1という新しい舞台に挑戦し、多くの観衆たちの前で試合もし、お金もたくさん稼ぎたい」と本音を打ち明けた。彼は、「2年契約で2億ウォンの対戦料をもらい、6試合をすることには合意した。しかし、契約金10億ウォン線を要求したが受け入れられず、契約が遅々としている」と話した。

「K−1に行っては絶対成功できない。よく考えてみなさい。」

チャ監督の激昂した声を後にしたまま、自室に入ったチェ・ホンマン。彼は、「今夜、釜山(プサン)に帰って、もっと悩んだ後、最終決定をする」と言ってドアを閉めた。シルムの悲しい現住所が分かる憂鬱な出会いだった。



權純一 stt77@donga.com