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内定者進級のため競争者誹謗文書作成 軍人事汚職疑惑

内定者進級のため競争者誹謗文書作成 軍人事汚職疑惑

Posted December. 10, 2004 23:20,   

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陸軍本部の人事参謀部が、10月の准将進級審査の際、進級が内定されていた50人のため、競争者の確認されていない汚職疑惑を別途文書で作成して、進級者選抜委員会に提出したことが10日明らかになった。

同日、国防部検察団によれば、人事参謀部進級管理課のチャ中佐らは、10月5〜9日、選抜委員会の審査過程で、選抜委が内定者50人の他に別の人を選べないように、競り合いが予想される大領15〜20人の汚職疑惑を盛り込んだ文書を選抜委に提出した。

特にチャ中佐らは、汚職疑惑の事実の可否を明らかにするため9月23日開かれた人事検証委員会に同文書を提出しないまま、人事検証委員会で疑惑が事実と確認されたように書類をでっち上げ、選抜委に提出したという。

軍の検察関係者は、「選抜委で一部委員が内定者の他に別の人を選ぼうとすると、その人と関連のある汚職疑惑を公開し、結局内定者のみ進級させるやり方だった。選抜委員が公正さを保とうとしても構造的に難しい状況だった」と明らかにした。

軍警察は8日と9日、それぞれ身柄を拘束された進級管理課のチャ中佐とチュ中佐の逮捕状(位階による公務執行妨害、公文書偽造)にこうした内容を含ませた。

進級審査の前に、実際の進級者50人と完全に一致する進級有力者のリストを作成したチャ中佐は8日、令状実質審査の際、軍判事に対し「リストは上官のA准将の指示で作られた」と打ち明けた。

これを受け、軍検察は8日、A准将を召喚し取り調べを行った。A准将の指示が事実と明らかにされれば、陸軍首脳部の介入疑惑が広がる見通しだ。

一方、柳孝一(ユ・ホイル)国防部次官(予備役陸軍少将)は、軍検察が7日に報告した陸軍本部のJ大佐に対する拘束令状を決裁せず、軍検察との間で葛藤を生んでいる。軍検察は次官の決裁を受けた上で軍事裁判所に拘束令状を請求することができる。

柳次官は「司法処罰に必要な資料をさらに補強すべきだ」と述べたが、軍検察側は「J大佐は拘束された二人の中佐に公文書偽造を指示した人物で、拘束は当たり前だ」と反発している。



崔虎元 bestiger@donga.com