Go to contents

安心は禁物、弱いチームはない

Posted December. 10, 2004 23:02,   

한국어

「良くも悪くもない。徹底した準備だけが生きる道だ」

「永遠なリベロ」洪明甫(ホン・ミョンボ、35)。彼は06W杯ドイツ大会に向けたアジア地域最終予選の組み合わせ抽選の結果に対して、「イランと同じ組にならなくて良かった」という専門家らの反応と違って慎重な見方を示した。

「昔の良くない記憶のためなのか、クウェートと同じ組になったのが気になる。このほどウズベキスタンもぐんと成長しているし…」

1990のイタリア大会の時から02韓日W杯まで4回連続W杯舞台で活躍した百戦老将。Aマッチ(国家代表同士の試合)135試合に出場した韓国サッカー代表チームの永遠の長兄の彼が10日、代表チームの後輩らに忠告の言葉を伝えた。

「イランと同じ組にならなかったといって安心してはだめ。最近、韓国が弱いチームを相手に難しい試合をしたように、油断すればいつも困難に直面するのがサッカーだ。02W杯を準備していた時のように、じっくりとそして徹底的に相手を分析して備えなければならない」

アジアの強豪である韓国サッカーが02年になって初めてW杯初勝利を収めたのは、準備不足とうぬぼれのためだったということだ。

洪明甫は、「クウェートは無視できない伏兵だ。私はクウェートを見れば鳥肌が立つ」と話した。太極マークを付けてクウェート戦に3回臨んだが、大変だった記憶だけあると言う。1990北京アジア大会の時1—0で勝っただけで、1994広島アジア大会(0—1敗)と1996アジアカップ(0—2敗)では完敗を喫した。

「粘り強く付きまといながら苦しめる。ジンクスがあるとは思わないが、明らかに韓国を苦労させるだろう」。実際、韓国は通算成績でクウェートに6勝3引き分け8敗の劣勢だ。

「ウズベキスタンとは1998年のフランス大会の最終予選の時、2回会っていずれも簡単に勝った。しかし、このほど欧州型のパワーサッカーを駆使し、戦力が急上昇しているので、気をつけなければならない。南米式のテクニックサッカーを駆使するサウジアラビアも悩みの種だ」

洪明甫は、「代表チームは新旧が調和しなければならない。古参だといって格好付けることもなければ、若いといってびびることもない。競争して堂々と主戦の座を獲得しろ」と話した。

一方、A組のチームは韓国を警戒対象1号に挙げた。サウジアラビアのガブリエル・カルデロン監督は、「韓国が1位で本戦のチケットを手にする有力な候補」と述べ、クウェートのモハマド・イブラヒム監督も、「非常に強いグループに入れられた事実を否定できない」と述べた。ウィルゲンゲデ・ウズベキスタン監督も「A組で韓国が最も強い」と話した。



金尙浩 梁鍾久 hyangsan@donga.com yjongk@donga.com