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すごいです!「宣(SUN)パワー」

Posted November. 24, 2004 23:05,   

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やはり「宣(SUN)パワー」だ。

選手時代、国宝級投手と呼ばれながらグラウンドで目まぐるしい活躍を見せた宣銅烈(ソン・ドンリョル)三星(サムスン)監督(41)。40歳を過ぎたばかりだが、プロ野球での宣銅烈効果は実にすごい。

日付を逆順で遡ってみよう。今年、韓国シリーズ優勝チームの現代(ヒョンデ)にショックを与えた23日の沈正洙(シム・ジョンス)と朴鎮万(パク・ジンマン)の電撃的な三星入団は、宣監督の見えない手が大きな作用をした。

台湾で仕上げ訓練を兼ねた外国球団との親善試合を終えて22日午後帰国した宣監督は、沈正洙と朴鎮万の入団交渉が難航し続けているという金ピョンホコーチの連絡を受けるやいなや、携帯電話をかけた。

宣監督は彼らに迎え入れを望む理由を説明しながら、「ぜひとも一緒に野球をしてみたい」という懇切な言葉で締め括った。結果はどうなったのだろうか。彼らは入団記者会見で、「幼い時の偶像だった宣監督と一緒に走ることができて光栄」と答えた。

5年任期は鉄瓮城のように守られると思った金応竜(キム・ウンリョン)前監督が、1年を残して辞退した後、選手出身では史上初めて球団社長に上がったことも、やはり宣銅烈効果。内心では宣監督に早期に指揮圏を委譲してあげたかったが、どうしてもそれは言えなかった三星が見つけた最善の策は、金社長−宣監督体制だった。この過程では、次期社長候補だった金ジェハ団長の決断が必要だった。

宣監督は3年間の韓国野球委員会(KBO)広報委員職を辞めて現場に復帰する時の昨年の冬には、40代世代交代の旋風を巻き起こしたこともある。昔の師匠である金インシク前斗山(トュサン)監督(現韓火)は当時、宣監督が所属チームと契約の話があるのを知って、自ら再契約放棄を宣言し、結局、金ギョンムン監督がバトンを受け継ぐ契機となった。続いて、LGが李スンチョル、ロッテがヤン・サンムンと契約し、これに先立って、前年度に宣監督の迎え入れに失敗したSKがチョ・ボムヒョン監督と契約した。

FA制度も宣監督が現役から引退した直後の1999年末に出来たもの。宣監督がFAになったら、プロ野球市場全体が揺さぶられるかも知れなかったためだ。また1991年、億台年俸時代を切り開いたのも彼だった。



張桓壽 zangpabo@donga.com