北朝鮮内の公共場所で最近、金正日(キム・ジョンイル)総書記の肖像画が取り払われていると、ロシアの官営イタル・タス通信が16日、北朝鮮駐在外交官の話としてペ揮発で報じた。
同通信によると、最近、平壌の人民文化宮殿に招待を受けた外国人たちが入り口で金日成(キム・イルソン)主席の肖像画だけを残して金総書記の肖像画がなくなっていることを目撃したという。目撃者たちは、肖像画を取り払ったところに新しく色を塗ったような跡とクギが残っていたと伝えた。
同通信は、このほかにも当然あるべきところに肖像画がなくなっている事例がされに目撃された、と報道。その理由については明らかにしなかったが、北朝鮮内部で金総書記の肖像画を取り払うよう秘密裏に指示が出された模様だ、と報じた。
モスクワの外交筋も「平壌駐在の外国人たちの間では、すでに公共場所で金総書記肖像画が取り払われていることが広く知られており、各国の外交官たちがその意味を把握するために動いている」と語った。
同筋は「金総書記が最近、手術を受けたとする『健康異常説』と『権力内部の葛藤説』などが広がっているが確認されていない」と話した。
金起顯 kimkihy@donga.com