Go to contents

「投手関連記録は全部塗り替えたい」 プロ野球MVPに三星ぺ・ヨンス

「投手関連記録は全部塗り替えたい」 プロ野球MVPに三星ぺ・ヨンス

Posted November. 08, 2004 23:32,   

「ペ・ヨンス。」MVP選手として、彼の名前が呼ばれた。

ペ・ヨンス(三星、23)はすぐに立ち上がり、壇上に向かってゆっくり歩いた。一歩、二歩…。ちょうど十歩で授賞式の壇上に着いた。満面に明るい笑みが広がった。

韓国野球委員会(KBO)の朴ヨンオ総裁から2000万ウォン相当のゴールデンボールのトロフィーを渡されたぺ・ヨンスは、力強く両手を上げた。韓国シリーズの第4戦、10イニングをノーヒットに封じた後、「ぺ・ヨンス!」を連呼する大邱(テグ)のホームグラウンド。ファンの前で喜びの歓声をあげた、あの時の姿だった。カメラのフラッシュが絶え間なく続く。

大邱にあるチルソン小学校3年の時、野球を始めた。少年はロッカールームに当時最高の投手、宣銅烈(ソン・ドンリョル)の写真を貼り、毎日見ていた。「このおじさんのように最高の投手になれますように。」

それから10数年後。

少年は夢に見ていた宣銅烈本人から指導を受ける。プロ野球三星(サムスン)ライオンズに入団して3年目の02年。ハワイのスプリング・キャンプで、当時各球団を回って巡回コーチをしていた宣銅烈KBO広報委員に会えたのだ。

ぺ・ヨンスはその時、投球する際にグローブを置く位置、スライダーの投げ方、打者を相手にする要領など、多くを教わったという。宣銅烈も三星の投手の中で、ぺ・ヨンスを格別にかわいがった。

そして04年。「未完の大器」ぺ・ヨンスは、新任首席コーチに赴任した宣銅烈コーチの本格的な指導の下、もはや怖いものなし。

シーズン成績17勝2敗で、防御率2.61。最多勝と勝率(8割9分5厘)で2冠王になり、防御率第3位と奪三振4位(144本)で、投手部門の全てで上位にランクされた。10月24日、大邱で行われた現代(ヒョンデ)との韓国シリーズ第4戦では、延長10イニングを無安打・無失点の完璧な投球で、プロ野球の歴史に残る記録を打ち立てた。

ぺ・ヨンスは「今後、投手に関連した国内記録を全て塗り替えたい。大半は宣銅烈コーチが持っている記録だと思うけど」と笑った。



金相洙 ssoo@donga.com