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投資と革新で不況を乗り越える 繊維染色のソグァン産業

投資と革新で不況を乗り越える 繊維染色のソグァン産業

Posted September. 20, 2004 21:49,   

繊維会社が軒を連ねている西大邱(テグ)の産業団地。16日に立ち寄ったが、平日なのに工業団地特有の活気が感じられなかった。韓国纎維産業の現状が一目で分かった。

しかし、工業団地の真ん中に位置するソグァン産業は事情が違った。鼓膜を裂くような機械音、職員たちの「気持ち良い」どなり声、フォークリフトの荒々しい動きは、1980年代の好況を思い浮かばせた。

バイヤーたちへの電話対応で席を立ち上がる暇もない同社の具滋均(ク・ジャギュン、52)会長は、視線を合わせるひまもないまま、「とにかく、お座りになっていてください」と、記者を迎えた。具会長の作業服には「世界最高の品質確保」というマークが鮮やかについていた。

▲伝統産業の中の先端企業〓ソグァン産業は大邱では有名な「堅実企業」だ。160人余りの従業員で昨年の売り上げ180億ウォン。営業利益は20億ウォンだ。規模だけ見れば、それほどたいしたことではないかも知れない。

しかし、中身を見てみると、決して侮れない会社である。纎維産業でも染色部門は斜陽中の斜陽産業である。しかし、ソグァン産業の平均納品単価は1ヤードで850〜900ウォンで、一般染物(150〜200ウォン)の4倍を越える。

秘訣は交織物の染色。一般染色は中国が世界市場を総なめしているが、縦横に織り交ぜられた二種類の異なる糸を二度染める高級交織物の染色会社は、韓国でも10社ぐらいしかない。

ソグァン産業は今年初め、世界最大の纎維会社インビスタ(デュポンの旧繊維事業部門)に5年間織物を供給する契約を結んだ。契約条件は今後200種類の機能性布地を開発するということ。ソグァン産業はすでに摂氏氷点下50度でも固くならない「ソモライト」織物、常温で2〜3分あれば乾く布など約120種を開発した。

同社はまた、米国、イタリアなど5カ国で現地エージェントを採用して、大企業を通さない直輸出体制も整えた。

▲「企業は二輪で動く自転車」〓ソグァン産業の成功の秘訣はやはり投資と革新だった。「毎年、売上高の20%近くを新設備の搬入に使います。しかし、世界の『繊維名家』と競争するためにはまだまだです」。

夜間工業高校卒という苦難の若年時代を過ごした具会長は、技術で勝負をかけるべきだという考えだけは確固としていた。会社を立ち上げた1990年も、当時日本で開発されたばかりのピーチスキン(モモの表皮のような柔らかい繊維)製造で始めた。

1995年からは交織物の染色加工を手がけた。繊維先進国が交織物の方に方向を転換したことに着目したものだった。コスト削減を通じて価格を下げなければならないと思った具会長は、1998年イタリア産工場自動化システムを大金10億ウォンかけて導入した。通貨危機に見舞われていた時期であったことを勘案すれば、やや無謀な投資だった。

具会長は02年にも国内で初めてドイツ産連続染色機を取り入れた。この機械は当時、全世界で4台しかなかった。

「よく変な人だと言われましたね。しかし、企業は二輪で動く自転車なので、ペダル(投資)を回さないと倒れてしまいます」

具会長は現在、インビスタに納品する纎維を大邱纎維開発研究院と共同開発している。また、日本インタープレーン社と機能性布地を共同研究している。

企業家なら誰でもそうであるように、具会長にも何度も大変な時期があったが、技術力で活路を見出してきた。しかし、会社がしっかりした土台を整えた今がもっと厳しいという。

「この国で企業はやりにくいという声が多いです。その通りの指摘です。政治は政治なりに、経済は経済なりに希望を見出し難いです。しかし、仕方ないじゃないですか。それでも企業は動かなければなりませんから」。



高其呈 koh@donga.com