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与党の公取法改正案、ハンナラが強行採決阻止で委員会占拠

与党の公取法改正案、ハンナラが強行採決阻止で委員会占拠

Posted September. 16, 2004 22:13,   

公正取引委員会の金融取引情報要求権(口座追跡権)の復活や出資総額制限制度の維持などを柱とした公正取引法改正案をめぐって、与党のヨルリン・ウリ党と野党のハンナラ党が正面から対立する動きを見せている。

ウリ党は16日午後4時、公正取引法を成立させるために国会本館5階の政務委会議室で政務委員会を招集したが、ハンナラ党が法案の強行採決を阻止するとし、金希宣(キム・ヒソン)政務委員長の席を占拠し、会議は正常に開かれなかった。

▲ハンナラ党議員、壇上占拠〓ハンナラ党の劉承旼(ユ・スンミン)議員は同日、政務委が開かれる20分前の午後3時40分ごろ、金委員長の席に座って法案通過阻止のための実力行使に突入した。

また、同党の南景弼(ナム・ギョンピル)議員をはじめ金正薫(キム・ジョンフン)、羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)、李啓卿(イ・ゲキョン)議員らも金委員長の席の隣に陣取って司会が行えないよう、実力行使に加わった。

同席で南議員は、「与野党の幹事協議も行わないまま、通過を強行するのは議会民主主義を放棄することだ。強行採決を阻止するために、議事進行をそのまま放置することはできない」と声を高めた。

金正薫議員は、公取委の不法口座追跡の事例をまとめた表を示して、「公取委が口座追跡をした資料を見たら、不特定多数を相手にしていることが分かった。今回の国政監査でこうした部分を徹底的に追及した後、法案を処理しても遅くはない」と主張した。

これに対しウリ党の文学振(ムン・ハクジン)議員は、「政務委員長が変わったのか。どうして別の人が座っているのか」と抗議した。

▲ウリ党、強行採決の方針〓ハンナラ党議員が政務委員長席を占めると、ウリ党議員は金委員長の部屋に集まって、午後4時10分ごろ、会議進行のために席についた。

しかし、金委員長は劉議員が委員長席を譲らず、ハンナラ党議員らが委員長席を取り囲んだため、司会を務めることができなかった。

金委員長は、「今の状況ではとうてい公聴会はできない。政府が国会に法案を提出したのは6月23日なのに、これまでハンナラ党は会議にも参加しなかった。今になって延期を主張するのは話にならない」と批判した。

しかし、両党はさらに大きな物理的衝突はないが、厳しく対立し続けた。



崔永海 yhchoi65@donga.com