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[オピニオン]入試と江南

Posted August. 27, 2004 22:51,   

01年11月に行われた修学能力(修能)試験は以前に比べ難しく出題された。採点結果、上位50%の受験生たちの平均点数が60点以上も下落した。翌年春、江南(カンナム)地域では不動産価格が上がり始めた。江南で子供を教育させようという移住需要が急増したためだ。しかし、これは偶然な出来事ではなかった。江南の教育環境は以前から誰もが認めるものであって、難しく出題された修能は一つの契機に過ぎなかった。

◆中国の孟母のように、父兄たちはより良い環境で子供を教育させたいという欲求を持っている。江南には一定水準以上の学力を持った学生たちが多く集まっており、彼らが一緒に勉強しながら相乗り効果を生んだ。それで、他の地域で教育熱の高い父兄と学生たちがだんだん集まってきて、周辺の塾も活性化されたのだ。最近、地方自治体らが住民の生活満足度を高めるため、教育環境造りに目を向け始めたのは望ましい現象だ。江南のような「教育特区」を全国各地に造成しなければならない。これが本物の国家均衡発展だ。

◆大変した入試制度が江南の不動産価格にどのような影響を及ぼし、江南の教育環境にはどんな変化がもたらされるのかに、関心が集まっている。大学入試に合格できるかできないかは、誰が1点でももっと得られるのかで決定される。小数点以下のわずかな差で苦杯を飲む事例も多い。内申点数が低く出るしかない江南の学生たちに、新しい入試制度は不利な点が多いようにみられる。他の地域は相対的に有利になった。江南の不動産価格にも影響がなくはないだろう。多方面で江南を狙った入試制度という印象を消しにくい。

◆問題は教育に対する現政府の認識だ。それさえも信憑性のある選考資料だった修能を無力化し、本考査は話も取り出すことができないように大学の口を塞いだ。教育の公平性を理由に、統制という方法を使うという固い意志の表現だ。社会主義国家の中国も、教育政策では自律と競争を強調している。間に合わない統制政策が誰の、何のためなのか、納得しにくい。教育は個人の潜在能力を最大限導き出すことだ。それは教育の自律性が保障されてこそ可能だ。教育政策を統制という方法で繰り広げようとするのは、韓国教育の沈沒を自ら招く道だ。江南問題とは別途に、我が国の暗い未来が心配だ。

洪賛植(ホン・チャンシク)論説委員 chansik@donga.com